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FX力を鍛える有名人コラム

「最後の米大統領選討論会」に円が舞う局面[武部力也]

来週の米ドル/円予想レンジ → 102.80-105.80

「Donald Trump reverts to bare-knuckled campaigning (ドナルド・トランプ候補が無秩序な選挙戦に逆戻りした)」-。これは10/12の英経済紙が一面に掲載した見出しだ。

米大統領選討論会での中傷合戦と反応した通貨

10/10の第2回米大統領選討論会を筆者も視聴したが、冒頭から非難・中傷のオンパレードであり戸惑いを覚えた。特に、共和党トランプ候補の女性蔑視発言が取り沙汰され、共和党幹部らがトランプ氏への不支持を次々に表明。11/8投票日まで1カ月を切る中での異例の事態である。

では、民主党クリントン候補で米大統領は決まりなのか。6/24英国民投票時の事前世論調査を思い起こすと“クリントン氏有利報”に危うさを覚える。

筆者は米大統領選がもたらす政治のテールリスクを読み取るヒントを2度感じた。それは見解の軸が 「トランプ・ドル安」「クリントン・円安批判」であるものの、第1回、第2回の大統領候補TV討論会後に、“メキシコペソ・カナダドル買い/ドル売り/円売り”となった動きだ。これは北米自由貿易協定(NAFTA)に踏み込んだ議論がなされなかったことによる。貿易問題と通貨の感応度を示す証拠に映った。

貿易問題・TPP論争に舞う米ドル/円

次回(日本時間10/20午前10時から予定)の討論会では政策論争、特にTPP環太平洋パートナーシップ協定が焦点の一つになる可能性が高い。本邦臨時国会でもTPP協定の承認を求める議案の審議入りが始まった。10/11に8月の国際収支速報で、経常黒字は26カ月連続と判明したが、候補者のいずれかが保護主義的な風を強めればノーベル文学賞に輝いたボブ・ディラン氏の歌詞“The answer is blowin‘ in the wind(その答えは風の中に舞っている)”の如く、貿易問題・TPP論争で円が舞う恐れがある。

また、“横風・突風”警戒として、米財務省が半期に一度の外国為替報告書を公表する時期であることも留意。4/29公表時は日本が不公正な為替政策の可能性がある、として「監視リスト」に挙げられたことは記憶に新しい。

10/17週の米ドル/円は週足ボリンジャーバンド中心線や日足一目均衡表雲の帯(102.21-103.51)を注視。下値焦点は長期運用資金と思しき10/11-13安値の103.16-27-32維持であり、下抜けた際は10/5-7-10安値102.65-80-85を重要視。上値焦点は10/13高値104.65超、週足一目基準線越え。「総括検証」を示した7/29日銀会合時の高値105.80を短期ゴールと推考。

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