警戒していた新型コロナウイルス感染の「第三波」が押し寄せてきました。振り返ればこの一年、企業取材はほぼリモートに。時間に追われながら移動することもなくなり、仕事の効率が向上したように感じています。
数年前の話ですが、ある大手IT企業が仕事をリモートワーク中心に切り替えたところ、導入直後から生産性がみるみる向上したそうです。コロナ禍をきっかけに、オフィスは不要になってしまうのでしょうか。
J-REITから今後の不動産市況を占う
J-REITは不動産市況の先行指標です。物流型、ホテル特化型、オフィスビル特化型と、特定の用途に集中していて、時価総額の最も大きいJ-REITの値動きを比べてみましょう。
コロナショックで最も下落したのが、ジャパン・ホテル・リート投資法人でした。2月上旬から安値をつけた3月19日までに65%も下落。その後、直近の高値まで133%戻しましたが、コロナショック前の価格には回復していません。
一方、物流型の日本プロロジスリート投資法人は、3月19日の値下がりが最も小さかった上、その後、コロナショック前の水準を上回りました。
現状で最も厳しいのは、オフィス特化型の日本ビルファンド投資法人です。最初の下げは小幅にとどまりましたが、回復することなく下落し続けています。オフィスを縮小する大企業も増えており、この値動きはそれを織り込んでいるのでしょう。
経営者はリモートワークにもどかしさを感じている
ただ、経営者からは、「伝言ゲームがうまく伝わらない」といったコミュニケーション不足をもどかしく感じる声も多く、進まない部下の仕事を上司が代行することで、「管理職の働く時間が増えている」というデータも出始めました。
前述した、数年前にリモートワークを導入したあるIT企業はその後、どうなったのでしょうか。確かに、一年目の生産性が向上しました。が、二年目、三年目と時を重ねるうちに徐々に非効率となり、やがてそのIT企業はリモートワークを禁止しました。
リモートワークは、新型コロナウイルス感染を防ぐために必要な処置ですが、未来においてオフィスが不要になることはなく、オフィス型のJ-REITの絶好の買い場もそれほど遠くないのではないかと思えます。皆さんはどう考えますか。
※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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