先週、連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー長官を電撃解任したトランプ大統領ですが、その支持率はここにきてまた低下しています。民間企業による世論調査の先駆け的存在である米ギャラップ社によると、支持率は38%と4月1日以来で最低となり、不支持率は57%に上昇しているとのことです。
同社の統計では、就任114~117日目の支持率が過去4代の大統領の中で最も低いようです(バラク・オバマ氏:64%、ジョージ・W・ブッシュ氏:56%、ビル・クリントン氏45%)。FX市場においても、トランプ氏の大統領としての資質は不安材料の一つになっているのではないでしょうか。
議会から弾劾される可能性があるとの憶測から、一時は円高が進行しましたが、大きな相場の混乱は見られません。とはいえ、トランプ氏は型破りな言動で、これまでいろいろと世間を騒がせてきた大統領です。トランプ政権がこの先どうなるかは分かりませんが、過激な発言や突飛な行動で相場をかき乱すことだけは避けてもらいたいものです。
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