トラリピによるトルコリラ/円の運用雑記を、ときどき書かせていただいておりましたが、実は僕の運用は少し前にすでに終了しています。 ここ数日ギリシャ問題がいったんは落ち着きを見せたこともあり、日経平均は2万円台を回復、再びリスクオンの流れが加速し、トルコリラも上昇しています。それなので、なかなか儲かったのでは?と思いきや、実はその上昇の少し前、底に近いところで全決済してしまったのでした。
あと少し待っていれば、プラス収支で終えることができたはずですが、辛抱しきれなかったのです。
でもこれは結果論ではありません。僕の心の弱さ、計画性のなさが招いた、必然的な損失であると思います。
今回の敗因を分析していきましょう。
1.含み損を抱えるストレスに負けた
トラリピのような範囲に仕掛ける自動発注機能を使った運用は、原則的に損切りをしないことが前提です。つまり、勝っていても負けていても、ほぼ必ず含み損を抱え続ける展開になります。
トルコリラ/円はここ最近で3回大きな窓が空き、上がっては地面に叩き付けられるという展開が繰り返されていました。窓はいずれ埋まると頭では分かっていても、含み損を持ち続けるストレスに負けてしまい、決済ボタンに手が伸びてしまったのです。
2.資産状況が脆弱だった
含み損を持ち続けることがストレスだったのは、僕自身の財政基盤が貧弱であることに原因がありました。つまりトラリピに突っ込んでいるお金を失うと、非常に困ってしまうのです。生活費ではありませんが、その次くらいの重要度のお金でした。
僕がお金持ちだったら、そもそも口座ごと放置してストレスなどあまり感じないはずですし、また負けてもたいして困らない金額ならやはりそれほどのストレスは感じません。
3.当初のルールを守れなかった
含み損があったとはいえ、資金計画はしっかり立てていたので、たとえ30円台に突入してもロスカットにはならない資金的余裕はありました。トラリピをやる以上、資金を追加してでも口座を維持し、反転するまで徹底抗戦しなければいけませんし、そうするつもりでした。
つまり自分であらかじめ決めていたルールを曲げたのです。
また、深い位置で仕込んだポジションは、簡単に利食いせずずっと持ち続けることを広言していたにもかかわらず、結局は全決済。このルールも守れていません。
4.ニュースに踊らされた
ギリシャ問題がどうなるかわからないなか日経平均が爆発的に下げたあの日、中国でも株式市場が大混乱していて、すでに含み損を抱えていた僕の心はざわざわしていました。得体の知れない不安感に襲われた結果、全決済ボタンを押す背中を後押しされた感は否めません。
今にして思えば、豪ドルやNZドルといった中国の経済と関連性が高い資源国通貨は、中国の株相場がやばくなる前にすでに大きく下げていました。そう、すでに中国の悪いニュースは一定以上相場に織り込まれていたのです。
特別アンテナを張っていなくても、誰でも気づくくらい騒ぎが大きくなったとき、すでに相場はその材料をほぼ全部、あるいは少なくとも一部はもう織り込んでいることが多いのです。これは何度も今までチャートを見てきて感じていたことです。
ドーンと日経平均が下がった時点で、相場の不安は一定部分以上吸収されたと解釈するべきでした。ケタ違いに動いたときは、反対売買が入ってある程度反転する可能性が高く、また第2波が来るとしても一度は調整みたいな流れを挟むことが多い…頭ではわかっていたのに。
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今後の方針
資産が大きくないからこそ、回転率を上げるべきなのではと思っています。そういった短期スパンのトレードの場合、損切りも浅くなるはずなので、含み損を長期間抱え続けるストレスも軽微になるはず。
どちらにせよ、次は自分に負けないようにしたいです。
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