米ドル/円が114円台前半まで突入するなど、強烈なリスクオフ、円高の流れが強まっています。
1月21日発売のFX攻略.com3月号巻頭特集では、6人のプロに2016年の相場展望を語っていただきましたが、全体的に円高を警戒する意見が多く、少なくとも安易な円売り外貨買いをすべきではないという部分は共通していました。 「円高警戒」の表紙キャッチコピーどおり、この展開は小誌の予想通りだったといえます。
為替相場では、上昇より下落のほうがずっと速度が速いといわれます。たしかに大きく下げた今は、買いを入れたい派にとっては美味しいチャンスに見えるかもしれません。しかし、ファンダメンタルズ、テクニカル的根拠がないまま、値ごろ感で底値買いをしようとすると、下落の第2波、第3波が来たとき、致命的な損失を負いかねません。
特にFXを始めたばかりだと、手元にポジションを持っていない状態からの売りに違和感があるかもしれません。ですが、特別な手続きを必要とせず、下落相場にいきなり売りで参入できる点こそ、FX最大のメリットです。円高局面の今だからこそ、売りで一気に利益を出すタイミングを狙ってみてください。
ただしショートで入る場合は、底値売りにならないように注意。ある程度戻ったタイミングで、テクニカル分析の根拠を持って売りで入ってください。根拠なく入るとメンタルに負荷がかかり、利を伸ばせなくなり、また損切りの決断が難しくなりがちです。
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
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