「安く買って高く売る」
これは、様々な経済活動における鉄則です。分かりやすいのは商売ですよね。安く仕入れて高く売る。
もちろん投資においてもベースになるもので、特に個別株はこの考え方に基づいた銘柄発掘や企業分析が盛んです。将来的な成長が期待できる、今の時点で割安な銘柄を安く買い、成長後に高く売ることで、利益を狙います。
FXにおいてもこの考え方は大切ですが、これだけに縛られてもいけません。まず、FXは簡単に売りスタートでトレードを始められますので、「高く売っておき、安く買い戻す」という発想が重要になります。手元にないものでも、いきなり売れるのです。
また、安く買い高く売る、高く売り安く買うという発想は、トレンドに乗って稼ぐ場合の考え方ですが、FXにおいてはレンジ相場で利益を出すテクニックも存在します。その代表的なものが、トラリピ(M2J)やループ・イフダン(アイネット証券・ひまわり証券)、iサイクル注文(外為オンライン・ライブスター証券)といった連続発注機能です。
これらは一度設定すれば自動的に取引をしてくれることは自動売買同様ですが、あくまで設定通りにIFD注文を繰り返し実行してくれるものであり、売買ロジックは明確です。そして、同じ範囲内を価格が往復するたびに新規建てと利益確定が繰り返されますから、レンジ相場がもっとも得意です。つまり、安く買って高く売ったり、高く売って安く買い戻すという常識とは、そもそも違う考え方に基づいているといえます。
なお連続発注機能は、売買は自動的に行ってくれるものの、相場の上限と下限をあらかじめ予測して資金計画を建てなければいけないので、ちゃんとした相場観は必要です。そのため、真剣に取り組むことでFXの上達につながるというメリットがあります。
(FX攻略.com WEB編集長 鹿内武蔵)
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