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ビックイベントを控えて週末は欧州通貨に全集中[井口喜雄]

トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。

ビックイベントを控えて週末は欧州通貨に全集中

英EUの通商協議が大詰めを迎えており、ここから数日はポンド主導のマーケットになります。本日9日(水)ジョンソン英首相がブリュッセルに向かいフォンデアライエン欧州委員長との直接協議が予定されているほか、明日10日(木)からはEU首脳会談も控えています。重要イベントが続くだけに週末にかけてブレグジットは何らかの回答が出てくると思っています。また、明日10日(木)にはECB(欧州中央銀行理事会)もあって、ポンドだけでなくユーロも週末まで大きな値動きが予想され、欧州通貨には警戒をする必要がありそうです。

ブレグジットは合意へ向かっている!?

ブレグジット関連は英国が国内市場法を取り下げるなど強硬姿勢をやや軟化させているほか、北アイルランドの国境検査が合意されるなど、懸念点の一つが解消されています。ただ、残る大きな問題として漁業権に関しては相変わらずフランスと英国が一歩も譲る姿勢を見せていません。ここで妥協点が見えてこないようだとポンドは再度下押しすることとなります。

とはいえ、お互いにとって不利益になる「合意なき離脱」に向かうとも考えにくいです。限定的な合意を取り付けて取り急ぎは「合意なき離脱」を回避するシナリオもありそうです。もちろん「合意なき離脱」の可能性も残されています。ブレグジットは合意へ向かっているように思いますが、現時点では不透明要素が多くあります。短期売買に終始するか、ポジションを傾けるのはある程度結果がわかってからのほうがいいのかもしれません。

ECBを控えてユーロは押し目狙い

明日のECB理事会では追加緩和が見込まれています。コンセンサスは1兆3500億ユーロ規模のパンデミック緊急購入プログラムを5000億ユーロ積み増し、期間を2021年12月末まで延長、さらに貸し出し条件付き長期資金供給オペの期間延長も予想されています。このコンセンサスに対してさらなる期間延長や増額があればユーロが売られる展開となります。

また、ユーロドルは足元で上昇を継続しており、節目となっていた1.20ドルを上抜けていることからECBがユーロ高についてどのような見解を示すかも気になるところです。ラガルドECB総裁をはじめ、当局者からユーロ高へのけん制があれば、ユーロドルは1.20ドル付近まで下押しする可能性はありそうです。シカゴIMM通貨ポジションを見てもユーロロングが溜まっており、一定の調整があってもおかしくはありません。中期的なユーロ高、ドル安というシナリオに変わりはないため、ECBでユーロドルの押し目があるのであれば積極的に拾っていく方針です。

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