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バイデン米大統領誕生へ。マーケットはどう動く[井口喜雄]

トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。

イエレン次期米財務長官「ドル安は望まない」もドル高政策ではない

昨日はイエレン次期財務長官による上院の公聴会が注目されました。公聴会で「ドル安は望まない」などの発言がありましたが、事前に内容が公開されていただけにドル高への反応は限定的でした。

イエレン次期米財務長官は為替に関してはマーケットを尊重すると明言し、競争優位性のため弱いドルを目指すことはしないことを明らかにした一方、他国にも自国の通貨安政策をとらないようけん制しており、やはりドル高容認というわけではなさそうです。菅総理大臣はドル円が100円を割れないよう財務省に指示をしたと伝えられていますが、ここまではっきりとけん制されてしまうと円売りドル買いの為替介入を簡単にはできないでしょう。

また、イエレン次期米財務長官はバイデン政権の政策方針を踏襲するとしており、「目先は財政出動による経済回復に注力し、増税は長期的に検討していく」と発言するなど財政出動を加速させていく方針を示しました。増税などのネガティブな材料は先送りとなることでマーケットはリスクオンに傾きやすいと言えるのではないでしょうか

バイデン米大統領誕生へ マーケットはどう動く

本日は日本時間深夜の26時にバイデン米大統領の就任式が予定されています。就任式の内容はトランプ政権からの政策転換がメインとなり、就任初日には以前アメリカが離脱した地球温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」に復帰すると言われています。

先週はバイデン次期大統領が第1弾として1.9兆ドルと大規模な追加経済対策を発表しましたが、経済対策は第2弾も早々に考案されるのではないかとの見方もあり注目です。何としても経済を支えるといった内容になればマーケットモメンタムは悪くはならないと思います。また、あしもとで聞こえていたFOMCメンバーのテーパリング(金融緩和の縮小)発言もパウエルFRB議長が火消しに走っており、こちらも株価にとっては追い風です。

しかし、就任式時にはトランプ派の武装したデモ隊による抗議行動が計画されているとの一部報道もあり、現地は最高レベルの警戒体制が敷かれるなど緊張感が高まっています。関連ヘッドラインには注意が必要です。

クロス円の買い場探しか

バイデン米大統領、イエレン米財務長官、パウエルFRB議長が金融政策で同じ方向を向いており、米株を中心に世界的に堅調な株式市場はもう少し続くかもしれません。リスクオンの展開です。ただ、巨額の財政支出はドル安材料になりますが、米長期金利の上昇がついてくるのでこちらはドル高の材料となります。なかなか方向感の出にくいドル円はひとまず見限って、リスクオンがサポートとなるクロス円ロングの通貨選び(ユーロ・ポンド・豪ドルなど)を検討したいと思います。

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