トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
東京市場は中国の動向に注視
昨日、中国人民銀行が突然金融引き締めを実施したことで、上海総合や香港ハンセンといった中国株が暴落しました。
中国当局者は「株や不動産価格にバブルリスク」があるとしており、コロナ過で中国が世界に先駆けていち早く金融緩和縮小の流れを作るようだと全体的にマーケットが冷え込む可能性も考えておかなくてはなりません。また、本日から中国が南シナ海で軍事演習を実施することもリスク要因として意識されるため、あしもと東京市場は中国の動向を注視しながらのトレードとなりそうです。
FOMCはハト派スタンス継続か
今夜はFOMCが予定されておりますが、政策は現状維持が見込まれている為、注目はパウエルFRB議長の記者会見になります。ドル買いの要因として一部のFOMCメンバーから聞こえてきたテーパリング(金融緩和の縮小)時期の変更があります。現在2023年までゼロ金利継続や資産購入がフォワードガイダンスとしてありますが、コロナが早期終息した場合のインフレ懸念から早期のテーパリングが意識されると米長期金利上昇→ドル高の可能性があります。
あしもとでは米長期金利に反応しやすい相場なのでテーパリングが意識されると104円ミドルを上抜けて105円まで見えてくると思います。しかし、パウエルFRB議長がバイデン政権誕生のタイミングでマーケットを冷やすとは思えません。加えて、イエレン次期財務長官も低金利維持を要求しており、政策変更やテーパリングの話をするのはもう少し先になるのではないでしょうか。
また、世界的にコロナ感染拡大に歯止めがかかっていないことを踏まえると、パウエルさんはハト派スタンスを維持するだろうと思います。リスクオンでドルは売られる展開をメインシナリオはドル安と考え、ドル円であれば104円前後はまだ売っていくオペレーションです。
【期間限定】井口の相場見通しレポートプレゼント!!
2021年2月14日(日)までに「みんなのFX」口座開設をされた方限定で、為替ディーラー井口による「2021年為替相場見通しレポート」をプレゼント!
主要6通貨について、それぞれの注目ポイントと、相場動向予測を書き下ろしたものです。
【ご注意】
※記載の内容は投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではございません。
※投資に関する最終判断は、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性、完全性を保証するものではございません。
※当サービスに基づいて被ったいかなる損害についても、トレイダーズ証券及び情報提供元、関連会社は一切の責任を負いかねます。
※いかなる目的を問わず本情報の複製、転送及び販売を固く禁じます。
\新規口座開設キャンペーン実施中!/
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |