トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
米テーパリング議論の再燃か
今、マーケットのテーマは「各国のテーパリング(量的緩和策や金融資産の買い入れを減らしていくこと)開始時期はいつなのか」となっています。先進国ではカナダが先陣を切り、イギリスも追随している格好です。実際にカナダドルやポンドは上昇しており、感度の良さが伺えます。そして次にテーパリングに向かうと言われているのが欧州とされており、ECBは、6月にもパンデミック緊急購入プログラムを縮小させる可能性がありそうです。
アメリカは先週発表された米雇用統計の大幅悪化でテーパリング期待は剥落していましたが、昨日発表された米消費者物価指数(CPI)がポジティブサプライズとなったことで再び意識される展開です。CPIはコンセンサスが3.6%だったのに対し結果が4.2%と非常に強い結果となり、マーケットも過度なインフレを警戒する形となりました。さらにこの結果を受けてクラリダFRB副議長は今回の上昇が短期的でないとするならば「FRBは行動する」と発言しました。ドルは大きく買いに傾き、ドル円は一時109.78円まで急伸しています。
FOMCメンバーの発言続く
昨夜のクラリダFRB副議長の発言はマーケットに衝撃を与えましたが、本日もFOMCボードメンバーや各連銀総裁の発言が続きます。CPIの結果が非常に強かったことを受けて早期のテーパリングが意識された場合、6月のFOMCや8月のジャクソンホール会議あたりがターゲットとして織り込まれてきそうです。
本日はバーキン・ブラード連銀総裁とウォラーFRB理事の発言が予定されており、要警戒と言えるでしょう。また、各国がテーパリングの話題で持ちきりの中、日本にはその兆候すら見えていないことを考えるとクロス円はもう一段上と考えるのが合理的なのかもしれません。
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