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合意なき離脱懸念でポンドは乱高下必至[井口喜雄]

トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。

イベント通過でドル円は方向感を示せるか

本日から明日にかけて米小売売上高、FOMC政策金利、日銀金融政策決定会合、BOE政策金利とビックイベントが続きます。注目のFOMCは明日17日(木)日本時間3:00に政策金利発表、3:30にパウエルFRB議長の定例記者会見が予定されており、ドットチャート(金利見通し)やフォワード・ガイダンス(政策見通し)がポイントになります。

ただし、8月のジャクソンホール会合でパウエルFRB議長が長期間のゼロ金利政策を既に公表しているだけに新しい材料がないとそれほど動かないシナリオもありそうです。

日銀金融政策決定会合は、現状の金融政策の維持が予想されています。日銀には次の一手が見えませんが、菅新総裁の誕生により、何か動きがないか慎重に見ていく必要はありそうです。また、BOEはブレグジットで混乱するなか、マイナス金利の早期導入があるかどうかがポイントになります。

合意なき離脱でポンド相場は乱高下必至

マーケットはポンド主導となって動いています。理由はイギリス政府が先週提出した「国内市場法案」です。この法案は今年1月に合意したEU離脱協定を実質的に無効化するものになります。ブレグジットが2016年に決まりイギリスがEUを出ますといって約4年も交渉して合意したEU離脱協定をなしにしようとしているのです。土壇場でよくやるなといった印象です。

英議会では「国内市場法案」が可決される見通しとなっており、今のところEU側は具体的な対応について明言をしていませんが、来週行われる英議会の採決にむけて英、EU高官の発言には十分な警戒が必要です。

今週から来週にかけてポンドはヘッドライン相場となりますが、本当に「合意なし」の離脱に進んだ場合、ポンドドルは瞬間1.20ドルを割れ、対円も130円を割れてくると思われます。一方で合意に向けてポジティブなニュースが流れれば今月に入って下落した500ポイント程度は一気に巻き戻されます。ブレグジットの結末はわからないものの、間違いなくボラティリティは上昇します。短期売買に徹するか、ポジションサイズを縮小してボラティリティから身を守らなくてはならないでしょう。

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