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【Dealer’sEYE】薄商いのなか120円割れも視野に[井口喜雄]

こんにちは トレイダーズ証券の井口喜雄です。

それでは、今週前半の相場を振り返ってみたいと思います。

今週前半の相場を振り返る

まず、先週のFOMCでは10年ぶりの利上げに踏み切ったものの、ドルは上値の重い展開が続いています。今週に入り堅調な経済指標や、原油高を頼りにNYダウは3日続伸していますが、こちらにも反応はなくドル円は120円後半で推移しています。

さて、年末にかけての展望ですが、ドル上昇材料がそろっているように見えるものの、米利上げ直後なだけに材料出尽くし感は否めません。シカゴ筋のドル円ポジションを見ても円ショートはかなり巻き戻されており、クリスマスや年末に向けてマーケットが休暇モードに突入している薄商いのなか、急落するイメージが抜けません。

中期的にみてもドル円上昇シナリオにはFOMCは年4回以上の引き上げペースが必要だと思っており、原油安や、米ISMの数値を背景に考えると追加利上げには慎重にならざるを得ません。また、先週日銀が発表した緩和政策に対する「補完措置」も、追加緩和実施の可能性を来年繋いだとみる向きもありますが、実際には追加緩和策が限界を迎えていると考えるほうがしっくりきます。

テクニカル的にも上値は重く、日足一目均衡の雲下限の120.80円付近がかろうじてサポートされていますが、同水準を明確に下抜けてくるようであれば120円割れが一気に視野に入ってきます。

ドル円日足 上値は重く、120.80円付近がかろうじてサポート

チャート(10/2~12/24)

売買比率

売買比率

ドル円は日米の金利差を背景にロングポジションが優勢で65%の参加者が強気スタンスです。ユーロ円はスクエアで拮抗しています。参加者のポジションを見る限りドル円はまだ強気ですが、私は米利上げペースが予想以上に緩やかになると考えており、今のところドル円に関しては弱気です。長期的にみてもドル円のバイ&ホールド戦略は見直しです。

本日で2015年最後のレポートとなります。 そこでひとつ干支と相場格言についてお話をして終わりにしたいと思います。

2015年の干支は未(ひつじ)。相場格言は『辛抱』。
2015年1月スイスショックに始まり、2015年12月に10年ぶりの米国利上げに終わった2015年でしたが結果として米ドル円は115円から125円のレンジ相場となりました。まさに『辛抱』だったのかもしれません。
2016年の干支は申(さる)。相場格言は『騒ぐ』。
激しい動きをするという意味です。2016年は騒がしい相場になるのでしょうか。そんな2016年について次回2016年1月6日に当レポートでお話できればと思っております。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

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