GDPとは?
では、今回は実生活・実経済における経済指標の王様、GDPについてお話ししていきたいと思います。
GDPを知らないという方はさすがにいないと思いますが、とりあえず簡単にどういうものかをおさらいしていきます。
GDPとは、Gross Domestic Product、国内総生産の略称で、国内で新たに生み出された付加価値の総額のことです。
まぁ、ものすごくざっくり行ってしまえば、国内でどれだけ新たにお金を生み出したかの指標と考えればいいでしょう。現在各国の経済力を表すもっとも汎用的な指標が、このGDPだと考えられます。
GDPには、価格変動を含めた「名目GDP」と、産出量の変化のみを考慮した「実質GDP」があります。
物価影響を受けない「実質GDP」が基本的には最も実態をよく表していると考えられるので、基本的にその国の成長率を指す場合、実質GDPを指しています。
各国によって発表形式が異なり、例えば、
- 日本:第一次速報、第二次速報
- 米国:速報値、改定値、確報値
というように発表されます。
GDPとの向き合い方
では、どのようにこの指標と向き合えばよいのでしょうか。
基本的な原則としては、今までの指標でもそうでしたが、GDP上昇は国力の上昇につながりますので、その国の通貨高につながります。
なので、素直にポジティブなら通貨高、ネガティブなら通貨安、と考えればよいのですが、実践において、相場ではほとんど動きがありません。
ぶっちゃけた話、先行指標となるものがたくさんありますし、その国の経済環境も基本的には相場の流れとあまりにも乖離するということは起こりにくく、ほとんど相場に影響は与えないと考えて良いでしょう。
GDPをFXに活かす方法とは?
ではFXの実践において、GDPを見る必要は全くないのかというと勿論そんなことはありません。
ポイントは、基本的にほとんど動かない、というところで、逆にものすごくサプライズが起こると、相場の流れを結構な期間変えてしまうことがあるからです。
サプライズは、コンセンサスに対しての乖離ではかることができます。これがかなり大きい、かつ逆張り的な事態においては、指標結果を見てからの後出しで十分に間に合うくらい相場はゆっくりと動いていきます。
基本的にコンセンサスから大きく外れることもないので注目されないですが、重要な指標であることは確かなので、それが大きく梯子を外されたときにあわててポジションメイクやポジション解消に動く人が多いので、このような事態になりやすいのでしょう。
「逆張り的なサプライズ」のときに限り、指標結果をみてから短期トレードでエントリーしていく、というのがFXにおけるGDPの王道的な使い方だと私は考えます。
では、次回は少し耳慣れない、PMIという指標についてお話ししていきましょう。
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