トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’s EYE】をお届けします。
フランス大統領選挙は、マクロン氏、ルペン氏各候補が第二回決戦に残ることになりました。3位以下の候補者が既にマクロン氏支持を表明していることから事実上マクロン大統領誕生となりそうです。
大方の予想通りの結果となり、マーケットは当然リスクオン一色。月曜日はユーロ円350PIPの上窓が空いてオープンとなるなどユーロは強烈に買いが入っています。急騰したユーロの今後の展開を予想していきたいと思います。
フランス大統領選の結果を受けてユーロはどこへ向かう!?
勝負は下駄をはくまでわかりませんが、相当なことが起こらない限りルペン氏の逆転はないでしょう。そしてマクロン大統領誕生に関しては予想通りの結果となるため、バイ・ザ・ルーモア セル・ザ・ファクト(噂で買って事実で売る)という格言通りいけば調整的にややユーロが売られる可能性も考えられます。
しかし、Brexitや米大統領選で痛い目に合った市場参加者は今回のフランス大統領選でルペン氏が勝利する最悪のシナリオにかなり敏感になっていたため、今回の結果は想像以上にマーケットを安心させており、リスクオンのユーロ買いが継続しています。
また、今のユーロ上昇のメインエンジンとなっているのがECBの出口戦略です。明日27日にECB理事会が予定されており、ドラギECB総裁の会見で出口戦略について何らかのヒントが出るのではないかと言われているからです。
事実ユーロ圏のインフレ率はすでにインフレ目標値に接近しており、マイナス金利や緩和政策の継続はどこかのタイミングで変更しなくてはなりません。マクロン氏勝利で安心感が広がるなか、出口戦略の見えてきたユーロは強含みの相場へ移行していく可能性があるとみています。
ユーロドル日足
ユーロドルをテクニカル的に見ても5日(黄)25日(緑)75日(青)の移動平均線はいずれもプラスに傾いており、上昇トレンドと確認することができます。節目となる1.09ドルもしっかりと上抜けており、この1.09ドルでしっかりと根固めできるのであれば大台である1.1ドルも視野に入ってきます。
トランプ大統領が税制改革案を公表!ドル買いの好機となるか
本日はトランプ大統領による税制改革案の公表が予定されています。前日のWSJとのインタビューでは「連邦法人税は15%まで引き下げる」と発言しており、シンプルに考えれば法人税を35%から15%へ大幅に引き下げるわけですからドルの買い材料となります。
しかし、大幅減税を掲げる税制改革の実現性に対する不透明感は依然として燻っています。今回も大枠のみが発表され、詳細に関しては明らかにならない場合は売りの急所となるかもしれません。また、議会との調整も難航が必至で、年内の法案成立も怪しいため、今回の税制改革案からトランプラリー再開とは考えにくいです。
内容にもよりますが、基本的には吹き上がったところがあれば戻り売りスタンスです。
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