トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
今年最後のビックイベントとなるFOMCを控えて、FRBは米利上げペースを緩めるのではないかとの思惑からドル円は売られる展開となっています。また、トランプ大統領が連日ツイッターでFRBの米利上げをけん制しているほか、米債券王ガンドラック氏や、米著名投資家ドラッケンミラー氏もFRBは今回利上げをすべきではないと訴えており、今夜のFOMCは不穏な空気が漂ってきました。
米利上げに疑心暗鬼
本日正午過ぎにCMEグループのFedWatchを見てみると今夜のFOMCで米利上げする確率は69.8%と70%を下回る状況です。FRBはこれまで利上げの際、サプライズを与えないように80%前後はマーケットに利上げを織り込ませてきましたが、今回はFOMC直前で70%割れと微妙な数値まで下がっています。2016年から続く米利上げサイクルのなかでFOMC直前にこのような動きをすることは珍しく、マーケットが米利上げに対して疑心暗鬼になっている証拠と言えるでしょう。
メインシナリオは「0.25%利上げ」「来年は2回」「パウエル議長ややハト派」
ここにきて今夜のFOMCで「利上げなし」といった声も聞こえてきますが、さすがにその可能性は低いように思います。
仮に「利上げなし」となればトランプ大統領のプレッシャーやマーケットの声に屈したと判断され中央銀行としてFRBの独立性が疑問視されてしまうからです。さすがにパウエルFRB議長がそこまで弱気になるとは思えません。メインシナリオとしては0.25%の利上げと、来年3回としていた利上げを2回へ下方修正。パウエルFRB議長の記者会見ではあしもとの発言を考慮するとややハト派寄りになるのではないかと思います。
このシナリオであれば初動はドル売りで反応しそうです。しかし、ドルは既にこのシナリオを織り込んで下落していることからセルザファクト的な買いもある程度は入るでしょう。また、NYダウが上昇する展開も想定されますのでリスクオンの円売りで下値を支える可能性もあります。そのため、短期勢の売り仕掛け後のショートカバーに乗れるチャンスがあれば入っていきたいです。しかし「利上げサイクルの一時停止」や「来年の利上げ1回」などネガティブサプライズとなる可能性や、もちろんその逆もあり、今回は複数のシナリオが考えられます。すぐに飛びつくのは危険で内容をしっかり確認してからのトレードになるでしょう。
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