FXトレード作戦室|第13回 自動売買が意外にもFX初心者向けな理由[FX攻略.com編集部]

FXトレード作戦室|第13回 自動売買が意外にもFX初心者向けな理由[FX攻略.com編集部]

この国で唯一の月刊FX情報誌を刊行している立場から、多くのトレーダーが犯しやすいミス、陥りがちな勘違いを抽出し、皆さんと共有していくのが当企画の目的です。今回は「FXの自動売買」について考えていきたいと思います。

今、FXで自動売買が盛り上がっている

最近、FXのプログラム型自動売買がかなり盛り上がっています。自動売買とは、文字通りトレードを自動的に行うFX運用のことで、プログラム型とリピート型に大別できます。

プログラム型とは、あらかじめプログラムされた売買ルールに基づいて、取引を繰り返すタイプの自動売買となります。MT4のEA(自動売買プログラム)を運用するタイプが、現在では主流になっています。

なお、リピート型とは、トラリピやループ・イフダンのように、相場の値動きに応じて、一定間隔で注文を設置、利益確定を繰り返すタイプの自動売買となります。

自動売買はルールありき

それでは、プログラム型自動売買について、もう少し詳しく見ていきましょう。

まず、プログラム型自動売買は、相場の環境認識、新規エントリーやポジション決済のタイミングを、基本的にテクニカル指標に基づいて判断しています。どのテクニカルをどう使うかはプログラム次第。そして、そういったトレードに関わる部分のルール、パラメーターは、非公開であることが一般的です(公開すると、第三者が簡単に複製できてしまうため)。

つまり、自動売買は「売買ルールありき」で開発されています。この点が、FX初心者のトレードを助ける可能性につながります。

経験が浅いFXトレーダーにとって、まず優位性がありそうな売買ルールを構築することのハードルはとても高いです。そのためには、まず売買アイデアがあり、なおかつそれが本当に勝てるかどうかを、テストしないといけません。

ですが、プログラム型の自動売買は、過去の相場に売買ルールを適用したら、どのような成績になったかという、バックテスト結果が付属しているものです。アイデア出しも、検証も既に済んでいるのです。

FX初心者の問題点を構造的に解決

FX初心者の問題点を構造的に解決

また自動売買は、その名の通り、既に決められているルールを、ひたすら自動的に繰り返します。これが、売買ルールがあっても、なかなかその通りに実行できないという、初心者にありがちな問題を最初から解決しています。損切りがどうしてもできない、利益確定のタイミングを焦ってしまうという、主にメンタルに起因する売買時の問題は、構造的に発生しません。

さらに、自動売買は相場が動いている時間全てを、トレードのチャンスとします。働いている日中も、寝ている真夜中でも動き続けるので、トレードをする時間が足りないという問題も、やはり構造的に発生しません。

もちろん、プログラム型自動売買には、特有のコツや難しさもあります。結果が出ていないプログラムの稼働を停止するのは、基本中の基本です。

とはいえ、決済のタイミングが分からない、売買ルールの検証をしていない、トレードする時間がないといった、よくある問題点を最初から解決していますので、FX初心者でも臆せず自動売買にチャレンジしていただければと思います。

四つの初歩的問題をすでにクリアしているのが自動売買

初歩的問題その①

損切りができず、含み損を抱え続けるパターン

FXでうまくいかない場合、最も多いのはちゃんと損切りができず、含み損を抱え続けるパターンです。自動売買なら、プログラムが冷徹に損切りを実行してくれるので安心です。

初歩的問題その②

利益の確定

投資において、利益の確定は非常に難しいです。利をどれだけ伸ばせるか、メンタルに左右されないかといった要素が絡んでくるからです。でも自動売買なら、ルール通りに利確されます。

初歩的問題その③

手法アイデアの検証

良さげな手法アイデアが、実際に使えるかを検証するのはなかなか骨が折れます。しかし自動売買なら、バックテスト結果が良いものを選べますので、この点をクリアできます。

初歩的問題その④

トレードの時間の確保

仕事を持つ副業トレーダーが、トレードの時間をしっかり確保することは大変です。これが自動売買となると、常に稼働しているため、時間がない人でも問題ありません。

※この記事は、FX攻略.com2018年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。