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ユーロドル下落が米ドル全面高を後押し[雨夜恒一郎]

【ズバリ!今週の為替相場動向】〜2016年10月24日号〜

先週の米ドル/円相場は、株価に一喜一憂しながらも103-104円台で底堅い動きだった。前週の高値104.64円には届かなかったものの、米大統領候補のテレビ討論会が波乱なく終わり、民主党候補のクリントン氏優位との見方が強まったことから、104.20円付近まで上昇した。

金利先高観から米ドル/円は上昇トレンドへ

前回の当コラムで述べたとおり、米ドル/円は下落トレンドが終了し、上昇トレンドに移行しつつあると見ている。米国の利上げ観測が「11月予告・12月実施」で固まり、金利先高観が強まりつつあることが第一の理由だ。FF金利が織り込む12月の利上げ確率は75%近くに達しており、来年3月にもう一度利上げがある確率も2割近く織り込まれている。

この状況下で米ドルが大きく売り込まれるとは考えにくく、いよいよ来週(11月1-2日)に迫った次回FOMCで12月利上げを強く示唆する文言が声明に盛り込まれれば、米ドル買い意欲が最高潮に達する可能性もある。

円高材料は旬を過ぎたか

円高につながる不確実性=ABCDリスクが下火となっていることも先週述べたとおりだ。最後のテレビ討論会を終えて市場心理からはトランプリスクはほぼ払しょくされており、株式市場の不安感を示すVIX指数(別名恐怖指数)は週初の17ポイント台から13ポイント台まで低下した。原油相場は7月以来の高値、日経平均も約半年ぶりの高値をつけており、リスクオフからリスクオンに振り子が振れようとしていることが見て取れる。円高材料はおおむね旬を過ぎつつあるのではないか。

これからユーロが売られ米ドルが買われると考えるのが自然

加えてもう一つ米ドルの支援材料が浮上してきた。それはユーロの凋落だ。先週開催されたECB理事会は主要政策金利0%など金融政策を据え置いたが、ドラギ総裁は会見で「テーパリングは議論しなかった」などと述べ、市場に根強くあった緩和縮小観測を否定した。

現在ユーロ圏のインフレ率(HICP)は前年比+0.4%(9月速報値)と目標とする2%弱をはるかに下回っている。ECBは毎月800億ユーロの債券買い入れを2017年3月まで公約しているが、テーパリングどころかむしろ期限を延長せざるを得なくなる公算が大きい。買い入れの中心となるドイツ国債の枯渇も予想されているため、買い入れの要件や対象を拡大する必要も出てくるだろう。

それを見越してユーロ/米ドル相場は先週1.08米ドル台に突入し、今年6月のBrexit直後の安値を下回った。次のターゲットは昨年末につけた1.05米ドル近辺と見る向きが多い。米ドルとユーロは国際基軸通貨、準備通貨、決済通貨のツートップとして代替関係にある。米ドルが弱ければユーロが買われるし、ユーロが弱ければ米ドルが買われることになる。

これからさらなる金融緩和が予想されるユーロが売られ、これから利上げが予想される米ドルに資金がシフトすると考えるのが自然であり、米ドルが全体に買われる中で、米ドル/円だけ下落トレンドが続くと考える方に無理がある。今週も引き続き米ドルの買い場を探るスタンスで臨みたい。

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