トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
各国の金融政策スケジュール
マーケットは引き続き各国のテーパリング(量的緩和策や金融資産の買い入れを減らしていくこと)がテーマです。そうした中、来月6月は各国の金融政策発表が控えており、今後のスケジュールはしっかり把握しておきましょう。
- 6月1日(火) オーストラリア(RBA)
- 6月9日(水) カナダ(BOC)
- 6月10日(木) ユーロ(ECB)
- 6月16日(水) アメリカ(FOMC)
- 6月18日(金) 日本(BOJ)
- 6月24日(木) イギリス(BOE)
やはり気になるところではFOMCとECBでしょうか。先週のFOMC議事録では複数のメンバーが「テーパリングの議論を開始することが適切」としています。もちろんまだ少数派ですが、テーパリングに向けて地ならしが始まったように感じます。6月16日のFOMCでどこまで踏み込んでくるのか注目です。
一方のECBも先週ラガルドECB総裁が「金融政策に大きな変更はない」と発言しました。6月のECBではコロナ支援金の減額をするのでは?と言われていましたが、それをラガルド総裁は否定したことになり、ECB内でタカ派とハト派が対立していることがわかります。このように来月のFOMCとECBでは不透明要素が多く、ここからは神経質な展開を予想します。
満月(スーパームーン)で大相場となるか
あしもとのマーケットを見てみるとドル円は方向感に欠ける展開が続いています。今週28日(金)に米PCEデフレーター(FRBが重視する物価指標)を見極めたいとの思惑があるのでしょう。ドル円は109円を中心に上下50Pips前後のレンジと割り切って取引するか、ポジションは持たず、レンジを抜けた方向に付いていくなど柔軟に対応したいと考えています。
一方、ユーロドルは上昇トレンドが継続されています。欧州ではコロナ感染者の減少からロックダウンを解除する動きが加速しているほか、昨日25日(火)発表された独Ifo企業景況感指数も予想を上回り、欧州の先行きに楽観的な見方が広がったこともユーロ買いの要因となっています。テクニカル的にも節目となる2月25日高値1.2242ドルを上抜け、ショートカバーが入りやすい状況です。高値を掴みたくはありませんが、うまくロスカットを巻き込めれば年初来高値の1.2349ドルまで見えてきます。
また、本日は満月(スーパームーン)ということもあってアストロジー的には方向感が出やすいと言われています。説明の難しいアノマリーではありますが、過去の値動き実績からも大相場に期待したいところです。
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