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米国株高と金利上昇が同時進行!「米ドル/円」110円突破も時間の問題?[雨夜恒一郎]

先週行われたFOMCでは、現行のゼロ金利政策を資産購入の終了後も「相当な期間」維持することが適切、とのキーワードを残したことから、米国株式市場は安堵感から急上昇。NYダウ、S&P500とも史上最高値を更新し、日経平均も1月以来8か月ぶりに1万6千円台を回復した。

一方、「経済状況と見通しが許す場合に利上げ。保有資産は徐々に予測可能に減らし、MBSは売却せず」とする「出口戦略」が初めて示され、FOMCメンバーの金利見通しも引き上げられたことから、金利市場では早期利上げ観測が高まり、債券利回りはカーブ全体で上昇した。

本来なら株高と金利上昇は相容れないものだが、株式市場は「FRBは利上げを急がない」、金利市場は「金融政策は早晩正常化に向かう」と、それぞれ都合よく解釈し、「いいとこ取り」をしている。株高はいうまでもなく円安のエネルギーの源泉であるし、米国金利上昇はドル高のモメンタムを強める。両者が折り合いをつけて共存している現在の局面は、「米ドル/円」がもっとも上昇しやすい状況であるといえる。

さらに先週は、スコットランドの独立をめぐる住民投票で反対派が予想以上の大差で勝利し、英国の分裂が回避された。現時点で最大の地政学リスク・不透明要因取り除かれることにより、安全通貨の円が売られやすくなるとともに、重要イベント一巡で、市場の関心がファンダメンタルズや金利動向に戻ってくる可能性が高い。

米国では、インフレでもリセッションでもないゴルディロックス経済への期待感が高まるとともに、FRBは金融政策の正常化に向かって戦略を固めつつある。対する日本は消費税引き上げ後の景気が思わしくなく、追加緩和の可能性も捨てきれない。この構図が崩れない限り、中長期的なドル高・円安の流れに変わりはないと見ていいだろう。

今週「米ドル/円」は、いよいよ節目の110円を試す可能性が高く、強気スタンスを維持したい。6年ぶりの水準とあって警戒感も根強いが、「押し目買いに押し目なし」の相場格言通り、ためらっているとどんどん買い遅れていく可能性がある。ある程度腹をくくって順張りで買いに出る勇気も必要だろう。

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