FX力を鍛える有名人コラム

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    2013年1月29日
    反射的行動が身を守る[水上紀行]
    理性と感覚があります。 ふつうに考えれば、理性が感覚より正しい判断をしてくれるものだと思います。 しかし、相場の世界では、理性で導き出した判断よりも、感覚に従った判断のほうが、より良い結果を生むことが結構あります。 ただし、その感覚とは、一見ヤマ勘のようにとらえられがちですが、実際にはそうではないと思います。 経験の繰り返しや積み重ねによって状況に応じた行動パターンが頭に刷り込まれ、発生した事実に対して、いわば反射的にとるべき行動を選び出し反応しているのだと思います。 これは、他のいろいろな仕事やスポーツなどでもいえることです。 私は、以前、消防署の方のお話を聞いたことがありました。 その方のお話で感銘を受けたのは、訓練の繰り返しが目まぐるしく事態が変化する火災現場で、反射的でかつ的確な行動につながるということでした。 相場の世界にも、確かにデモ取引という訓練の場があります。 しかし、実際に実弾飛び交うライブの世界で、シビアな経験を繰り返したり、積み重ねることが必要だと思います。 そして、培った反射的行動が、自らを守るのだと思います。
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    2013年1月28日
    順張りトレードと逆張りトレード[為替鬼]
    アメリカの伝説的トレーダーであるリチャード・デニスをご存じでしょうか。彼は投資家集団タートルズを結成し、わずか400ドルを数十億ドルにしたことでも有名です。その主な投資手法は「順張り」で、トレードで得た利益の9割は、全体のわずか5%のトレードで得たとも言われています。つまり、まれに発生する大きなトレンドに乗り続けて利益を上げるという手法です。 FX個人投資家にも「順張り派」が少なくない印象がありますが、はたして、われわれでも順張りで稼ぐことは可能なのでしょうか。今回の記事では、2つの代表的なトレード戦術である「順張りトレード」と「逆張りトレード」について、私見を述べさせて頂きます。 ※この記事は、FX攻略.com2013年2月号の記事を転載・再編集したものです 順張り派と逆張り派 テクニカル分析に基づくトレード手法は、大きく2つに分類することができます。すなわち、「順張り(トレンドフォロー)」と、「逆張り(カウンタートレンド)」です。ポジションを建てるときに、それまでの値動きの方向に沿ってエントリーすることを順張り、それまでの値動きの方向に逆らってエントリーすることを逆張りと呼びます。…
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    2013年1月28日
    レンジ相場攻略法・ダイバージェンスを見極める方法[井手慶之]
    勝率50%、損益率1以上 相場を読み解くために、さまざまなテクニカルが存在します。インディケータを使ったもの、チャートパターン、ろうそく足パターン等がそれに該当しますが、これらはある条件が揃ったときに、エントリーやイクジットのサインとして利用されます。 これら単体では、相場環境により信頼性の薄いものとなってしまいますが複数を組み合わせることによって、騙しを減らし勝率を上げることができるようになります。 ただし、あまりに多くのインディケータやパターンによるサインを参考にし過ぎると、逆にフィルターが多すぎて、エントリーのチャンスが激減してしまいます。 負けたくないと思う気持ちが多くのフィルターを参考にすることに繋がるのですが、エントリーのチャンスがないのでは本末転倒です。 そこで重要になるのが、自分が目標とする勝率です。 勝率が50%でも、1回のトレードにおける損切りの設定幅に対して利益の設定幅を損切り幅以上(損益率1以上)にすることができれば、トータルで負けることはありません。 まずは、ストップ設定とリミット設定の割合を1(ストップ)対1以上(リミット)になるようにしたうえで、勝率50%…
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    2013年1月28日
    2013年の相場は円安か?円高か?[あおのり先生]
    2013年の展望を知るために必要なこと 2012年も12月の中旬を迎え、今年も残すところわずかとなりました。 1年間の外為マーケットを振り返ると、「ドル/円」や「ユーロ/円」は下げ渋ってはいるものの、依然として下落圧力が強い相場であったために、2007年のアメリカ住宅バブル崩壊を起因とする円高局面から抜け出せずにいます。 5年近く続く円高の流れが続き、「ドル/円」や「ユーロ/円」は下落傾向の流れを続けていますが、2013年の相場では、円安の転機を迎えることができるのか? 答えを出す前に、中央銀行が外為マーケットに与える絶大なパワーを理解することで、2013年の動きを予想する際の理解度を高め、皆さまにも2013年の展望を深く理解して欲しく思います。 アメリカに伝わる有名な相場格言として、“FRB(≒Fed)とは戦うな”という相場格言があります。 FRBとはアメリカの中央銀行のことをいい、日本でいえば、日本銀行に該当する組織ですが、金融政策を実行できる権限を国内で唯一もっています。 FRBはあまりにも巨大すぎるが故に、FRBと戦っても勝ち目がない銀行や企業、個人にとっては、FRBの政策を理…
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    2013年1月22日
    マーケット心理を読む[水上紀行]
    儲け損なう恐怖から自分自身を煽りたてることは、結構あるものだと思います。 最初は、自分を思いとどまらせようと思うものの、相場が思った方向への進行を早めると、もう我慢しきれなくなって、相場に飛び込んでしまうものです。 しかし、いったん飛び込んでみて、いったい今もったポジションはどこで利食うのかと自問してみると、結構近い水準だったり、とくにイメージしていなかったりします。 マーケット参加者の多くが、同じような心理でいることが多いといえます。 たとえば、ドル高円安相場だとマーケットが思っているときに、海外時間にドル高が進行すると、多くのマーケット参加者が、儲け損なう恐怖から買い急いでしまいがちです。 とくに、前日ロングにしていて振り落とされて、翌日再び買いが強まると、もういてもたってもいられなくなり、思わず買いで相場に飛び込んでしまいがちです。 そういったマーケット参加者が多いと、皆ほぼ同時に買うため、多少相場は上がりますが、それ以上のフォローはなく、マーケットがロングになった分、逆に下がりやすくなります。 このように、相場に対するマーケットのコンセンサスが取れているときは、短時間に同方向の…
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    2013年1月21日
    東京・ロンドン・ニューヨーク|三大マーケットの気質[水上紀行]
    東京・ロンドン・ニューヨーク、それぞれにマーケットの気質があります。各センターの気質の違いを知っていれは、事前に心の準備もできますし、ひいてはトレーディングに良い結果をもたらします。とういうわけで、今回は、それぞれのマーケットの気質をご紹介しましょう。 ※この記事は、FX攻略.com2013年3月号の記事を転載・再編集したものです 東京マーケットの気質 東京マーケットは、「ドル/円」を中心とした、基本的に、輸出入といった実需のマーケットです。 実需とは、投機筋と違い、輸出企業であれば、ドル売りをするとそれで取引は完結し、輸入企業であれば、ドル買いをするとそれで取引が完結します。 つまり、実需は売り放し、買い放しですので、結構相場にジワリと効いてきます。 そして、最近では、個人投資家層が加わってきています。 一説には、世界のFX取引(為替証拠金取引)の40%が、日本で行われているという話もあります。 輸出入の実需取引と、個人投資家層に相通じるところは、海外から、つまり、ニューヨークから上げて東京に戻ってくると、東京勢は売ってきます。 また、ニューヨークから下げて東京に戻ってくると、東京勢…
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    2013年1月15日
    Well offer, well bid[水上紀行]
    Well Offerは、売りがかなり強いことをいいます。 また、Well bidは、買いがかなり強いことをいいます。 トレーダー同士で、相場状況について語るとき、頻繁に使われる言葉です。 本来、銀行には守秘義務がありますから、マーケットにある売りオーダーや買いオーダーがどこにあるかは噂としては漏れ聞こえることはあっても、本当のところはわかりません。 それが、相場が上がったところ、売りの抵抗がかなり強かった場合、これは実際に売りオーダーが結構ある、つまり、Well offerと認識されます。 一方、相場が下がったところ、買いの抵抗がかなり強かった場合、これは実際に買いオーダーが結構ある、つまり、Well bidと認識されます。 つまり、実際の相場の値動きを見て、上値の重さ、あるいは下値の堅さを確認してこそ出てくる言葉だといえます。 マーケットでは、オーダー状況を入手しようとしがちですが、たとえ入手できたとしても、それはマーケットのごく一部がもつオーダー状況に過ぎず、全体像を把握することは、不可能に近いことです。 それに比べて、値動きから自ら体感したあの水準はWell offer、この水準…
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    2013年1月8日
    休むも相場[水上紀行]
    有名な相場の格言です。 相場は、売る、買う、休む、の三つから成り立っています。 相場のかかわりが長くなるほどに、休むことの重要さを痛感させられます。 なかでも、ニューヨークにいたときの体験で、FED(ニューヨーク連銀)の突然のドル売り介入で、相場が急落し、たまたま大口のショートを上司も私も持っていたため、大儲けをしたことがありました。 そのとき、上司が、こんなラッキーなことはないから、すべて利食ってしまおうということになり、早速、すべて買戻したことがありました。 時季は、2月の半ばだったと思いますが、この大儲けで半期の目標もクリアしてしまったため、3月末の本決算までトレーディングはお休みすることになり、その間に日本のお客さまを訪問したりして過ごしました。 そうして、頭をリフレッシュさせることができた上に、折角の儲けもキープすることができました。 あれが、介入の翌日も欲をかいてショートを持ち続けていたら、相場は全戻しとなり、利益は単なる絵に描いた餅となるところでした。 欲もほどほどにして休むことも、ある意味、利益を生み出していることになるのではないかと思います。
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    2013年1月1日
    マイクとスピーカー[水上紀行]
    電子ブローキングシステムのEBSが銀行のディーリングルームに導入されるまで、銀行と仲介役のブローカーさんを結ぶのは、マイクとスピーカーでした。 このスピーカーで値動きを聞いて、マイクを通して取引をするというのは、一時世界的なディーリングスタイルでした。 実は、このスタイルを提案したのは、著名日本人ディーラーの「こんなものがあればいいなあ」という一言からでした。 そして、それで取引が増えるならばと、ブローカーさんが動き実現しました。 その結果、銀行のディーリングデスクにはブローカーさん各社のスピーカーが並び、ブローカーさんの側には、銀行のスピーカーが並んで、各ディーラーとブローカーさんは、マイクを通して相手に意思を伝えました。 このマイクとスピーカーと現在の電子取引の大きな違いは、喧噪と静寂です。 マイクとスピーカーでの取引は、なにしろにぎやかでした。 そして、相場が熱くなると、ディーラーもブローカーさんも熱くなり、ディーリングルーム全体が騒然とした雰囲気に包まれました。 確かに、うるさいことは、うるさいですが、マーケットの熱気が生き生きと伝わってきて、私は好きでした。 また、自分自身も…
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    2012年12月25日
    満ち足りると成長せず[水上紀行]
    私が、ロンドンに着任して、ディーラーを命じられたのは、1983年のことでした。 ロンドンは、その頃も世界でも、もっとも大きな外国為替市場でしたので、ディーリングの機材なども、当時の世界最新鋭のものが、東京に先立って使われていました。 ロイターのディーリングマシンというPCのようなものがあって、このマシンを使って他の銀行と相対(あいたい)取引もできますし、世界中のディーラーと会話を交わすことができました。 私がロンドンでディーラーになったときは、まさにこのマシンの導入期で、真新しいマシンがディーリングルームにありました。 それ以外にも、従来から使われていたテレックスも健在でしたし、ニュースを時々刻々、カタカタという音を出しながら印字しているティッカーというものもありました。 重要指標の発表ともなると、このティッカーはチリンチリンと鳴りながら、指標結果を印字し、それを読んだスタッフが皆に伝えるという流れでした。 また、チャートはすべて手書きで、ふつう見ている期間は、日足でした。 この日足のチャートで、日中の動きを予想していたのですから、今聞けば信じられないかもしれません。 しかし、イメージ…