FXに特別なものは不要!資金は少なめから始めよう
FX取引をするためには、ポイント①で解説している「取引口座」「証拠金」「パソコン・スマホ」「インターネット環境」が必要となります。とはいえ、今の時代、ほとんどの人は「パソコン・スマホ」と「インターネット環境」は手元にあるのではないでしょうか。
FXのトレードは高度な処理をするわけではないので、極端な高速スキャルピングでもない限り、廉価なパソコンやスマホでも十分に対応できます。
証拠金については、最初は10万円でも十分に始められます。1000通貨取引なら、ポジションを一つ持つのに数千円の証拠金で済みます。十分に上達したと成績で証明できるまでは、これ以上の資金は必要ありません。
初期段階で資金が多くても有利ではなく、むしろプレッシャーを感じて正常な判断ができなくなるデメリットがあります。「資産を増やす」という決意を持つことは大切ですが、いきなりたくさんの資金を用意したからといって、必ずしも上達につながらないことを覚えておきましょう。
取引するためにはFX会社の口座が必要で、開設すること自体は無料です。また開設までの一連の手続きは、必要書類のデータを用意できればインターネット上で完結することも可能です。
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FXではしぶとく続けられる強い心が求められる
FXで資産運用を継続するために、もう一つ大切なことがあります。それは「あきらめない姿勢」です。
有名な実力派FXトレーダーでも、かつては必ずうまくいかない時期があったもの。そういったタイミングで、コツコツFXの練習を続ける継続性こそ、FXで利益を出すための絶対条件となります。
FXにはトレードを機械に任せる手もある
ここまでは裁量取引(手動トレード)を主体に解説してきましたが、機械に任せる自動売買(システムトレード)という選択肢もFXにはあります。
自動売買のトレードは自動的に実行されるため、相場に拘束されないメリットがあり、またメンタル的なストレスが少ない点も見逃せません。ただし、トレードは自動でも、知識や技術が不要なわけではありません。プログラムの選別や、運用するためのテクニックが求められます。
両者を比較して優劣をつけることは難しく、最終的には向き不向きの話になってきます。ただし、自動売買のプログラムは、裁量取引のテクニカル分析を基に作られています。相場観やファンダメンタルズ分析を知る意味でも、まずは裁量から勉強することをお勧めします。
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ポイント① FX取引に必要なもの
取引口座
FXの取引を行うにはFX会社で開設した取引口座が必要です。その口座に資金を預け入れることがFXライフの第一歩といえるでしょう。FX会社の口座開設はインターネット上で申し込むことができます。
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証拠金
FXの取引を行うのに必要な資金のことです。FX会社によって最小の取引通貨単位が異なりますが、中には数千円から取引ができるFX会社もあり、いきなり数十万円も用意する必要はありません。
パソコン・スマホ
FXの取引は口座を開設したFX会社の取引画面を通じて行いますので、インターネットに接続したパソコンやスマートフォン、タブレットなどが必要です。最近はスマホだけで取引している人も多いそうです。
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インターネット環境
FXの取引はインターネットを通じて行いますので、その環境が必要になります。インターネットの回線速度は速いに越したことはないですが、そこまで気にする必要はありません。
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ポイント② 裁量取引について
裁量取引とは、チャート分析をして自分の手で売買をすることであり、ほとんどの人が思い浮かべるFXとはこちらのはず。年に一度あるかないかの大相場のときには、自動売買は役に立たないことも多いですが、裁量なら経験と技術次第で大きく運用益を上げることも可能。
ただし、売買の判断を常に自分で行わなければならないため、メンタルの影響を強く受けます。例えば、一度出ていた利益が縮小したらそれをストレスに感じ、浅く利益確定するなど、経済的合理性がない行動につながることもあるのです。
裁量取引(=手動トレード)のメリット・デメリット
自分で判断。メンタル負荷も大きい裁量取引のメリット・デメリットをまとめました。
- そのときの相場に合わせた判断をすることで、自在に運用益を上げることができる
- FXに関する技術をまんべんなく学べる
- 自動売買のアイデアを得ることができる
- 相場に拘束される
- メンタル的な負荷がかかる
- 全ての時間帯をフォローできない
相場観を養うためにもまずは裁量で勉強
最終的に自動売買に絞り込むにしても、一度は裁量トレードを経験しましょう。実際のチャートの動き、相場の出来事と向き合うことで、状況に合わせた判断、すなわち相場観が自分なりに形成されるはずです。また、自動売買のプログラムも、裁量トレードの知識がベースとなります。
ポイント③ 自動売買について
自動売買のメリットは、その名の通り売買が自動的である点。フルオートでトレードをしてくれるため、相場に縛られることがなく、また寝ている時間や仕事に行っている時間でも、チャンスがあればトレードが行われます。
その反面、多くの自動売買は売買ロジックが不明確なため、なぜ勝ったか、なぜ負けたかが分かりにくく、FXの技術が伸びにくいデメリットがあります。また、自動でトレードをしてくれるとはいえ、プログラムの取捨選択や資金配分など、独自のテクニックが求められます。
自動売買(=システムトレード)のメリット・デメリット
機械が運用。忙しい人向けの自動売買のメリット・デメリットをまとめました。
- 自分で操作しなくて良いので、相場に拘束される時間が短くなる
- 24時間常に相場を見張り続けられる
- プロの戦略をコピーすることができる
- 極端に大きく動く相場が苦手
- 自動売買独自の知識や技術が必要
- プログラムの中身が明かされていないことが多いため、勝因も敗因も分からず勉強にならない
最近流行の連続発注とは?
ここ数年、マネースクエアのトラリピのような連続発注が脚光を浴びています。値動きに合わせてシンプルに売買を繰り返す仕組みで、売買のロジックは明確です。相場の判断は投資家、売買は機械が行う、半裁量+半自動のような存在といえます。
【次の記事を読む】
基本編3|FXの取引方法は[買う→売る][売る→買う]の2種類のみ
基本編4|FXの取引対象とは?円高・円安の仕組みと色々な国の通貨ペア
基本編5|FXの利益ってどれくらい?損益の計算方法【pip(s)・スプレッド】
基本編6|24時間トレードが可能なFX!3つの取引スタイルから選ぼう
基本編7|FX取引にいくら資金が必要?証拠金とレバレッジを学ぶ
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |