基本編6|24時間トレードが可能なFX!3つの取引スタイルから選ぼう

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自分の生活・性格に合う取引スタイルにすることが重要
スキャルピング、デイトレード、スイングトレードと、ここでは三つのトレードスタイルを取り上げますが、これらの違いはポジション保有時間です。ポジションを持っている時間が変われば、狙う値幅や損切り時のマイナス金額、ファンダメンタルズの重要度、手数料の影響度が変化します。
また、チャートに縛られる時間にも影響があります。スキャルピングはたくさんのトレード回数をこなす必要があるため、どうしてもチャートを見る時間が長くなります。
さて、ここで重要なのは、どの取引スタイルが有利なのか、不利なのかという点ではありません。自分の生活や性格に見合ったスタイルを選択することが大切なのです。例えば会社勤めの方が、一晩中スキャルピングをやっていては、生活はいずれ破綻します。
取引スタイルに影響してくるのが、為替市場の一日の流れです。FXはほぼ24時間トレードできますが、動き方は時間帯によって変化します。得意な時間帯を持つことも、上手な資産運用の鍵になるといえます。
【スキャルピング・デイトレード・スイングトレード】三つの取引スタイルの違い
スキャルピング
数分、場合によっては秒単位のトレードです。ファンダメンタルズ分析は不要ですが、スプレッドの影響が大きい点に注意。また、素早い注文操作を求められるため、取引端末の性能も影響してきます。相場への拘束時間も長くなります。
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デイトレード
1日単位でのトレードがこのデイトレード。原則的にオーバーナイト(日をまたいでポジションを保有すること)せずに、トレードを終えるスタイルです。スキャルピングとスイングトレードの中間の性質を持つため、最初に挑戦してみるのも良いでしょう。
スイングトレード
数日〜数週間以上ポジションを保有する長期スタイル。ファンダメンタルズは必須。含み損の幅が広くなりがちなので資金も必要ですが、スプレッドの影響が低いといえます。また、相場に拘束される時間は短くて済みます。
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ウェリントン市場/シドニー市場
1日の時間の中で最初に始まるのがオセアニア市場
東京市場
円が主役の市場 ロンドンへバトンタッチ
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ロンドン市場
ヨーロッパ市場の主役!メインはユーロとポンド
ニューヨーク市場
市場注目度が最も高く変動率が大きい市場
日本時間で見る値動きの特徴
7時〜16時
日本が主役となる時間帯だが、取引量はロンドンやニューヨーク市場に比べると少なめで、相場の値動きは比較的穏やか。
16時〜19時
ロンドン市場が開き、欧州勢が参加してくる時間帯。値動きが活発になる。
19時〜22時
米国で発表される経済指標によって大きな値動きを見せることも。
22時〜翌2時
ニューヨーク市場が開き、米国勢と欧州勢が合わさり1日の取引量が最も多くなる時間帯。
2時〜7時
値動きが穏やかな時間帯だが、金融・経済関連の重要イベントが行われる場合は相場が大きく動くことも。
サマータイムとは?
主に欧米で採用されている、夏の間に時計の針を1時間進める制度。3月〜10月、ないし11月まで、欧米の経済指標発表や市場のクローズ時間が1時間早まります。
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