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FX力を鍛える有名人コラム

私のチャート分析環境[不動修太郎]

為替を動かす多くの情報を集め、値動きを予想しやすいチャート分析手法を使いこなすことができれば、FXは勝ちやすくなります。そのための最適なチャート分析環境は、機材と状況により変わります。ここでは不動修太郎さんに、その実例を紹介していただきます。

※この記事は、FX攻略.com2018年3月号の記事を転載・再編集したものです

チャート分析の機材は?

為替相場を予想するには、チャートやテクニカルの知識が欠かせませんが、それに加えてチャートを見続ける習慣が大切です。ある程度の時間をかけて相場に慣れ親しむと、少しずつ相場が読めるようになります。

モバイル機材のスマホ、タブレット、ノートPCは、外出先や移動先でも使えてトレードができるのでとても便利です。私はスマホ2台とノートPCに加え、自宅ではデスクトップPCを活用しています。安心してFXを続けるためには、可能ならこのように複数の機材を持ち、スマホ等が故障・紛失した場合にも為替取引を続けられる環境を作っておきましょう。

ちなみに複数の通貨ペアを取引する場合、なるべく多くのチャートやニュース情報を見たいですよね。そのような取引をしているならば、オフィスや自宅では何台かのモニターを利用し、たくさんのチャートを表示できる環境にしておくことをお勧めします。

モバイル機器では平均足で相場分析

さて、外出先や移動中にはスマホなどのモバイル機器が便利ですが、小さい画面上で多くのチャートを同時に見るのは難しいですよね。ですから、モバイル機器の場合は一つのチャートで相場を予想できる分析環境がふさわしいです。チャート上に値動きを表示するにはローソク足が一般的ですが、将来の相場を感覚的に予想するには平均足が優れています。

図①は、ローソク足と平均足の日足の陽線を比較した図です。皆さまご存じのように、ローソク足はその日の高値、安値、始値、終値を示します。一方で平均足は、実体の始値は前日の始値と終値の平均で、終値は当日の4本値、つまり始値、高値、安値、終値の平均です。ローソク足と違い、平均足では平均を計算してチャート上に描くのでちょっと難しく感じるかも知れませんが、その数式を覚える必要はありません。他のテクニカルやチャート分析と同じで、相場を予想する一種の道具として慣れ親しみ、使いこなすことが大事です。

平均足の活用法

次にユーロドルのチャート①をご覧ください。私は平均足の陽線を赤、陰線を青で描き、赤い陽線が連続しているところは上昇相場、青い陰線が連続しているところは下落相場と視覚的に分かりやすくしています。また、赤い陽線が長いところは強い上昇相場を、青い陰線が伸びている時期は強い下降を示し、トレンドが出ている時期となります。

平均足のもう一つの見方として、陽線、陰線のヒゲを見る方法があります。上昇トレンドが強くなると陽線の上に長いヒゲが出ますし、逆に下降トレンドが強くなれば陰線の下のヒゲが伸びます。ヒゲが長いか短いかは、相場を見ている個人の感覚により判断が分かれますね。私は相場に慣れるまでは、このように経験に頼る判断はできるだけ避けるべきであると考えております。

なお、平均足の短い陽線または陰線が連続しているともみ合い、あるいは間もなく上昇から下落、下落から上昇へと相場の方向が変わる可能性が高いと予想します。ここでもう一度チャート①を見てください。チャートでは一本だけ陽線が出てすぐに陰線に変わる、または1本だけの陰線の後に陽線が出ている箇所がありますね。陰線から陽線、あるいは陽線から陰線に変わってすぐにエントリーすると、直後に相場が反転してしまう場合があるので注意が必要です。

私は陽線1本の後にすぐに陰線が出たり、陰線が1本だけで次に陽線に変わったりする場合には、それらを無視しています。つまり、私は陰線から陽線に変わってもすぐにエントリーせず、陽線が2本以上続いたら上昇相場になったとみなして買いポジションを持ちます。同じように陽線から陰線に変わっても、陰線の1本目は見送り、それが2本以上続いたら下落相場と予想して売りポジションを持ちます。

この私の売買ルールによる相場予想を、チャート①の上部に赤と青の矢印で示しているので確認してください。相場をほぼ正しく予想できていますよね。

まとめ

今回は、チャートで相場の方向を感覚的につかむ手法の一例として平均足を紹介しました。私はモバイル機器では平均足と移動平均線を表示する分析環境を愛用しています。このように、相場環境に合わせてテクニカルやチャートを自分自身で使いやすいよう調整し、FXの勝率を上げましょう。

※この記事は、FX攻略.com2018年3月号の記事を転載・再編集したものです

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