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ケッティーのFXテクニカル虎の巻|第2回 手法探しの旅からの解放

読者の皆さま、こんにちは!「ケッティーのテクニカル虎の巻」第2回は、手法について深掘りしたいと思います。

※この記事は、FX攻略.com2017年1月号の記事を転載・再編集したものです

【ケッティーのテクニカル虎の巻 連載記事】
第1回 自分の勝ちパターンを選ぶために

まずは全てを試してみましょう

前回は、手法には大きく分けて三つの種類があることと、その特徴について解説いたしました。こちらになります。

① トレンドの途中からエントリーするトレンドフォロー手法

② レンジ相場内の上下でエントリーするレンジ手法

③ 相場の底や頂点でエントリーするトレンド転換手法

自分はどこを狙った手法が得意なのかを見つけるためには、一度、この全ての手法を体験してみる必要があります。多くの一般投資家はこのように考えて自分の鉄板トレードを作ることはありません。

そもそも世の中に出回っている商材には、その手法が機能する背景が明確に説明されているものは少なく、またデメリットまで解説されていることはほとんどありません。また、あらゆる相場でそれぞれ機能する手法が体系的に書かれている書籍も実は意外と少ないのが現状です。

ですが、一度は全ての相場でどんなものが役立つのかを体験すべきだと私は思います。そしていろいろと体験した上で、今の自分の目線で見つけやすい相場と、その相場で機能する手法をトコトン磨いていくべきなのです。

私は初心者のころにトレード経験のある人から、逆張りは危険だよとか、順張りが一番安全な手法だよと聞いたことがあります。ですが、実際はそんなことはありません。トレンド相場なのにずっと逆張りを仕掛けたり、レンジ相場なのに順張りを仕掛けたりしていては、損切りの嵐になることも有り得ます。

ですので、しっかりと優位性のある手法を、それが機能する相場環境を選んで仕掛けていくよう特訓しなければ、いつまでたっても手法探しの旅を終えることはできません。このことを念頭において次の段階に進みましょう。

手法の検証の仕方

あなたは手法の検証作業を、どのようにしていますか? そもそも検証作業自体をしたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。私は初心者のころに、検証作業は大切だと聞いておきながら、どのようにやったら良いかも分からず、新しい手法を知れば、すぐにデモトレないしは実資金トレードで試して、買ったとか負けたとかいつも感情が揺さぶられていました。

ですが、このやり方はかなり非効率です。私は受講生とこの検証作業をするときは、一つの手法を限定した相場環境トレードしてもらう訓練をお願いしています。なぜそうするかというと、まずはトレードをするというよりは、その手法の優位性が発揮される相場環境を見分けられるようになることが、大切だと考えているからです。

多くの方は、その場その場で何とかトレードをしようとします。自分が知った手法を無理やり使おうとするから損切りばかり繰り返してしまいます。このようなやり方が、資金を減らす元凶になると早く気付くことが大切です。

手法の優位性が発揮される相場環境を見分けられるようになるということは、いわば、たくさんの色の玉が目の前のレーンに流れている中から、同じ色の玉のみチョイスするようなものです。青色と水色の微妙な違いも的確に、そしてスピーディーに識別していくような感覚で特訓をしていくことで、手法を上手に使い込なすことができるようになります。

この相場環境を見分けられるようになるためには、短期足と長期足とを上手に連動して判断するスキルが必要になります。最近ではマルチタイムフレーム分析と呼ばれもしていますが、簡単にいうと、長期足と短期足を絡めて見る力を養わなければなりません。

この力を養うためにはまず、トレンドとレンジの二つの相場に関して、きっちりと定義するところから始まります。そこで、私はこのように定義付けをしました。(詳しくはブログの無料動画をご参考にしてください)

トレンド相場とレンジ相場の定義

【アップトレンド相場】
● 移動平均線(MA)やミドルラインは右肩上がり
● ローソク足はボリンジャーバンド(BB)ミドルラインより上を推移し、雲はローソク足よりも下
● 高値安値が切り上がる

【ダウントレンド相場】
● MAやミドルラインは右肩下がり
● ローソク足はBBミドルラインより下を推移し、雲はローソク足よりも上
● 高値安値が切り下がる

【レンジ相場】
● MAやミドルラインに明確な角度がなく、ほぼ横ばいで推移
● 雲も機能せず、雲の中に潜ったり、絡んだりする
● BBはスクイーズ

これらの明確な定義を実際にチャートに当てはめて、トレンドとレンジを仕分けすることが、非常に画期的な相場環境認識の方法です。次回はこのテーマで話したいと思います。

※この記事は、FX攻略.com2017年1月号の記事を転載・再編集したものです

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