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FX力を鍛える有名人コラム

使っているのは移動平均線と水平線[Mayuhime]

値動きのポイントになりやすい

FXを始めたばかりの人、なかなか勝てない人がやりがちなのが「テクニカル指標探し」。私もFXを始めたばかりの頃は、サインツールをベースにしつつも、あれこれいろいろなテクニカル指標を試したりしていました。

その結果、今でも使っているのは、誰でも知っている移動平均線(MA)と、水平線(サポート&レジスタンスライン)です。このふたつは世界中の人が使っているといっても過言ではありません。世界中のトレーダーが売買の目安にしているのですから、値動きのポイント(反転、反発など)になりやすいというメリットがあります。

ひとつのチャートに複数の時間足のMAを表示

ただ、使い方は人それぞれ。私の場合は、図1のように、ひとつのチャートに複数の時間足のMAが表示されるようにセッティングしています。それぞれの線が何かは、次のとおり。

(図1)チャート(インジケータ表示)

(図1)チャートに複数の時間足のMAを表示
  • 黄緑点線…200SMA(単純移動平均線、以下同)
  • オレンジ太…マルチタイム移動平均線日足(1440)75SMA
  • オレンジ細…マルチタイム移動平均線日足(1440)20EMA(指数平滑移動平均線)
  • 白太…マルチタイム移動平均線4時間足(240)75SMA
  • 白細…マルチタイム移動平均線4時間足(240)20EMA
  • 青太…マルチタイム移動平均線1時間足(60)75SMA
  • 青細…マルチタイム移動平均線1時間足(60)20EMA

(セッティング方法などは、ブログのカテゴリー『インジケータ』を参照してください)。

移動平均線の基本的な使い方

移動平均線のメリットは、傾きでトレンドがわかりやすく、買いか売りかの判断の目安になることです。

私の場合は75MAを基準に、まず、傾きが上か下かを見ます。傾きが上でローソク足が75MAの上にあれば、上昇トレンドと判断して買い、逆なら売り。ただし、ローソク足とMAが離れているときではなく、ローソク足がMAに触れるか触れないかくらいまで近づくのを待ってエントリーします。

これが基本的な使い方(考え方)。そして、複数の時間足のMAをチャートにまとめると、画面にMAの束ができるので、この束を目安に、買いか売りかを判断していきます(詳しい使い方はブログのカテゴリー『相場分析』などを参照してください)。

水平線の基本的な使い方

水平線は、1時間足以上の時間足で引きます。引くときの目安にしているのは、横ばい(レンジ)になっている部分と、急激な値動きで長いヒゲがついているローソク足が2~3本出現しているポイントです。直近の高値安値は、それほど強い抵抗になるとは考えていないので、引きません。

水平線は、そこまで達したら決済という利確の目安にすることが多く、単独でエントリーの目安にすることはありません。よくラインを超えたら買い、売りという使い方を見かけますが、この使い方は含み損が大きくなるので、初心者の方にはおすすめできません。いったん、ラインを超えても、MAまで戻ってエントリーするのがベストです。

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負けるなら小さく負けること

そのまま伸びたら取れないじゃないかという質問もよくいただきます。 ラインを超えても、エントリーしないで伸びるのをあきらめるか、超えたらエントリーして、含み損を耐えるかは、個人の選択です。

ただ、どちらにしても6勝4敗と考えたときに、超えた少し上でエントリーするより、戻ってきてからエントリーしたほうが、4敗の負けの損失額が小さくなるので、どうせ負けるなら小さく負けるほうがいい、というのがMayuhimeの基本的な考え方です。

MAも水平線も、具体的な使い方はブログの過去記事でたくさん紹介してありますので、興味がある方は遊びにきてください。

「道具」を使うときに常に意識すること

それと、MAや水平線などのテクニカル指標を使うときはもちろん、FXでもお金でも、「道具」を使うときに常に意識しておいてほしいお話を少々。

先日、娘のhimeが習っている少林寺拳法で、保護者を含めた『護身術講座』がありました。格闘技は、悪い人から身を守るために使えば『護身術』ですが、悪いことに使えば単なる『暴力』です。「自動車は便利な乗りものか、危険な乗りものか」「包丁は便利な道具か、人を傷つける危険な道具か」。この例は、私がよくする話です。

結局、モノゴトの本質はすべて同じ。どんなに優れたものであっても、使う人間の意志によって、最悪の道具に化けるのです。

「FXはギャンブルだ」「いや、FXは投資だ」「FXは危険だ」「いや、FXは人生を豊かにする打出の小槌のような素晴らしい道具だ」…。昔から絶えない議論ですが、どちらも間違いではありません。それは、使い方次第でどちらにもなるからです。

FXを打ち出の小槌に

「FXはギャンブルだ」という人は、そういう使い方しかできなかったのでしょう。

「FXは打出の小槌だ」という人は、そういう使い方をしてきたのでしょう。私は後者です。これまでFXを危険なギャンブルにしてしまう使い方しか知らなかった人は、ぜひ、FXを、人生を豊かにする打出の小槌のような素晴らしい道具としての使い方を学んでください。

MAyuhimeさんの著書紹介

「1日1時間で1万円稼ぐFX投資入門」(Mayuhime)

プロの投資助言アドバイザーとしても活躍する筆者の代表作。「スキャルピング」で短時間でコツコツ稼ぐ投資法を教えてくれます。移動平均線に着目し、損切りの大切さを説いています。

※この記事は、FX攻略.com2015年10月号の記事を再編集したものです

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