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トラリピ・ループイフダン・サイクル注文を比較してみた[秋川匡人]

連続発注というジャンルに注目して運用を行っていますが、その中でも自分が使いやすいと思っている、「トラリピ(M2J)」、「ループ・イフダン(アイネット証券)」、「サイクル注文(外為オンライン)」について、自分なりの基準で比較してみたいと思います。

まず、連続発注とはなにか?

その前に、そもそも連続発注とはなにか? というところから始めましょう。連続発注とは、自動発注、リピート系注文、発注管理機能など、他にもいろいろな呼び名がありますが、相場の判断を裁量で行い、売買は機械が自動的に行ってくれるもののことです。

こう書くと、ミラートレーダーやMT4のEAに代表される自動売買と同じものと思われるかもしれませんが、ちょっと違うのです。これら自動売買は、相場の判断も機械が行うため、プレイヤーはプログラム選びや資金配分以外にすることがありません。

それに対して連続発注は、相場の大まかな方向性や値動きする範囲などを予測しますし、どれくらいの資金を相場に投じるかも決定します。こういった判断には、相場観が必須です。

また自動売買は売買の方針が明らかになっていないものがほとんどですが、連続発注は売買の方針が明らかですので、買った場合も負けた場合も、その原因ははっきり分かります。

自動売買の元祖、トラリピ

さて、ここからは私がお勧めする3種類の連続発注について、その長所と短所を解説していきます。

まずはマネースクウェア・ジャパン(M2J)のトラリピ。トラップ・リピート・イフダンという3種類の注文方法を組み合わせた特許取得済みコンテンツで、トラリピくんというかわいいキャラでも有名です。

トラリピは連続発注の元祖ともいうべき存在で、ループ・イフダンやサイクル注文といった後発の連続発注は、すべてトラリピを模倣したものであるといえます。

トラリピのメリット

設定の自由度とツールの使いやすさは段違いです。パソコンはもちろん、スマホのツールも非常に使い勝手が良いです。

またセミナーやレポートなど、学習と情報のコンテンツが非常に充実しています。

トラリピのデメリット

唯一にして最大の欠点は、非常に高コストであること。売買するごとに高い手数料と広いスプレッドが発生します。

いろいろ問題も多いが、コスト最安のループ・イフダン

アイネット証券のループ・イフダンは最近人気がかなり出てきていますね。私が今メインで運用しているのもこちらです。

ループ・イフダンのメリット

一番のメリットは、コストが安いこと。連続発注は、売買を狭い値幅で繰り返すものですが、運用するほどコストの違いが効いてきます。

またスワップポイントもかなりがんばっていますね。

さらに商品構成がシンプルで、いくつか用意されているコースの中から、選ぶだけですぐに運用をスタートできます。

ループ・イフダンのデメリット

コストという強力なメリットがある反面、デメリットも多いのがループ・イフダンです。

まず、通貨ペアが、米ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、豪ドル/円の4種類しかありません。

またシステムの安定性が低く、約定力にも難があります。

さらにデモ口座がなく、スマホにも非対応です。

バランス型のサイクル注文

外為オンラインのサイクル注文は、トラリピとループ・イフダンの中間にあたる性能を持ち、バランス型といえます。

なお、外為オンラインはiサイクル注文を強く押し出していますが、こちらは相場の動きに追従するタイプの連続発注で、展開次第で損切りが発生します。私は連続発注については、絶対に損切りせずに済む運用をすべきだと思っているので、iサイクル注文については解説しません。

サイクル注文のメリット

通貨ペア数が24種類と豊富です。クロス円以外の通貨ペアでやりたい人にとっては大きなメリットですね。

サイクル注文のデメリット

想定変動幅に上限があります。クロス円なら50円以上の幅に連続発注を仕掛けられません。ポンド/円のような、高値と安値の間が広い通貨ペアで運用する場合、戦略が限定されてきます。

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まとめ

ざっとここまで人気の連続発注3種類の特徴を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

私のブログの『トラリピ・ループイフダン・サイクル注文をコストや機能で比較』では、さらに詳しい比較や連続発注の歴史なども解説しています。

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FX攻略.com編集部
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