FX力を鍛える有名人コラム

歴史的な低ボラティリティを背景に高金利通貨が優位に[雨夜恒一郎]

「米ドル/円」相場は膠着感が一段と強まってきた。

今年も約半分が過ぎたが、1月上旬に105円台、4月上旬に104円台をつけた以外はほぼ101-103円台で推移しており、とくに、ここ2カ月は102円前後の狭いレンジでほとんど動かない状況が続いている。

先週オプションのボラティリティ(予想変動率)は1カ月物で5%台前半と過去最低を更新した。

あらゆる情報がネットを通じて瞬時に拡散する現代の市場において、情報の非対称性というものは存在しない。

どんな大ニュースや突発的な事案が出ても、市場はあっという間に消化してしまう。サプライズや不安感がなければ、相場はなかなか大きく動かない。情報が加速度的に増え続けるなか、こうした傾向はもはや構造的といえる。

チャートリーディングの技術も広く共有され、多くの参加者が同じポイントを注目する結果、売買サインも往々にしてダマシとなってしまう。

レンジブレイクに乗ろうとしたポジションが損失となって巻き戻される結果、相場はまた元のレンジに戻ることとなる。

シグナルによる売買で利益を上げることも困難だろう。動かない相場を嫌気して参加者が減り、一段と動意が乏しくなるという悪循環となる。

では、この構造的に動かなくなってしまった相場で利益を上げるにはどうしたらいいか。

動きが鈍い「米ドル/円」のトレードはいっそあきらめ、高金利通貨に着目するのも一計だろう。横ばいの「米ドル/円」相場で無理に方向性を追求するより、これらのゼロ金利通貨を売って高金利通貨を買うほうがはるかに理に適っている。

とくに、現在のように株高の局面では、リスク選好が高まり、キャリートレード意欲が刺激される。

ドルと円には優劣はあまりなく、どちらも「売り」である。

買いのねらい目は、すでに利上げサイクルに入っているNZドルと南アランド、利上げ時期が早まりそうな豪ドルとポンドあたりになるだろう。

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