それでは、今回は、「絞る」という考え方を通じて、どのようにFXの世界に溢れる情報を取捨選択していけばよいかを説明していきます。
情報の入口を徹底的に絞りこむ
まずは、あなたが目指すトレーダー像を想像してみてください。
例えば貴方の理想のトレーダー像が「デイトレードを繰り返すテクニカル重視のFXトレーダー」なら、とりあえずこのスクリーニングにあいそうな情報だけをしらみつぶしに探しましょう。
デイトレードですから、スイングトレードや長期投資なんかがタイトルに入っている本には目をくれてはいけません。テクニカル重視だったら、ファンダメンタルズや経済分析など、そういった言葉が入ってある本も無視です。
ここでポイントは、浮気をしないことです。たとえば、「短期売買がメインだけど、ちょっと長期もしたい」とか、「FXだけじゃなく株も・・」とか「テクニカルメインだけど少しファンダメンタルズも・・」とかは絶対にいけません。
勿論トレーダーとして成長してくれば、色々なことを勉強して知識を深めていくべきです。ですが、最初はまず情報の入り口を徹底的に絞って、その分野では誰にも負けない、というくらい専門知識をつけてほしいのです。
ここでは例として「テクニカル重視のデイトレーダー」としましたが、貴方の理想が「長期投資のファンダメンタルズトレーダー」なら、そのような理想に合わせた情報だけを取捨選択していきましょう。
FXは勉強しないで勝てる世界じゃない
確かにFXの世界は情報で溢れています。でも、自分の理想像に合わせてスクリーニングをし、集中的に選んでいけば、かなりの数を絞っていくことが出来ます。
そして、絞ったら好き嫌いせず全てを読み込み、専門家になる勢いで勉強しましょう。
勉強すれば勝てるという甘いものではありません。ですが、勉強しないで勝てる程甘いものでもありません。とにかくスタートラインに立ちたかったら、専門家もびっくりするくらい勉強してください。
朝の為替関連のニュースをみて、「何言ってんだ」とつっこめるくらいになれば上出来です。その頃には、世の中に溢れる情報を本物と偽物に区別する力も大体ついてきているはずです。このように専門的な知識をつけてから、自分の吸収する情報の範囲を広げることで、このFXの世界の情報の荒波にのまれることなく、うまく渡っていけると思います。
では、次回は第二の障害である、「確率と利幅」について話していきましょう。
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サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
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