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【Dealer’sEYE】ビックイベント後のマーケットは如何に[井口喜雄]

こんにちは トレイダーズ証券の井口喜雄です。

今週前半の相場振り返り

それでは、今週前半の相場を振り返ってみたいと思います。
ドル円は先週末に発表された良好な米雇用統計の流れから123.50円付近まで上昇したものの、原油安や、11月中国貿易収支が悪化したことによるリスク回避の円買いもあり、結局123円を挟んだ値動きが継続しています。ユーロは対ドル、対円ともに昨日反発し1.089ドル、133.80円付近で推移しています。

さて、ECBと米雇用統計のビックイベントをこなしたマーケットはどのような流れとなるのか、戦略を立てておきましょう。

まずドル円ですが、今週に限った話をすれば11月米小売売上高や、12月米ミシガン大学消費者信頼感指数の発表を予定しており、年末商戦での旺盛な消費を背景に指標結果は良好なものになる可能性は高く単発的な上昇は予測できます。

ただし、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは確実視されているなか、正直なところ、ドル上昇の材料出尽くし感は否めません。マーケットがクリスマス休暇モードに突入している事を考えると積み上がった円ショートが巻き戻されるイメージのほうが強く、今後ドル円はダウンサイドリスクに警戒が必要と考えています。

テクニカル面では先週のイベントが作ったボックスの上下ともに重たそうです。ボリンジャーバンドを見てもバンドがスクイーズ(収縮)しており、122.20円付近から123.80円付近から抜け出す感じもなく、方向感のはっきりしない傾向が続きそうな気がしています。ただ、サポート、レジスタンスが強固なだけにブレイクした時のインパクトは強いので122.20円付近から123.80円付近では注視しておきましょう。

ドル円日足 ボリンジャーバンド

チャート(9/17~12/9)

ユーロは先週のレポートで今回のECB理事会ではアップサイドリスクが高く、1.08ドルを上抜ける可能性が高いとお伝えいたしましたが、結果1.098ドルまで上昇する展開となりました。

さて、今後のユーロですが、先週の12 月ECB理事会で追加緩和期待が剥落したことで下落トレンドに変化が出るのかが焦点です。今のところ判断が難しいのですが、ECBが追加緩和を実施する可能性を残すなか、利上げが確実な米国と、追加緩和観測が後退している日本との金融政策の差が意識され、対ドル、対円ともに上値は重く推移すると思っています。下落トレンドに変化がないのであれば、先週のECBはオーバーシュートと捉える事ができ、慎重に戻りの売り場を探す事が基本スタンスと考えています。

売買比率

売買比率

ECBの結果から急騰したユーロは売りの急所とみてユーロ円、ユーロドルは約7割の参加者がショートです。

私も基本的なスタンスは変わらずユーロはショートで臨んでいますが、ECBの急騰によってユーロショートでつかまっているポジションが多いため、今後はそれらショートカバーをこなしながら下落していく必要があり、今までのようなスピードで下落することは難しいと思っています。

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