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3月利上げが既定路線に!ドル円の急所は115円か!?[井口喜雄]

トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。

今週に入り米ドル/円は材料出尽くし感から完全にレンジ相場になりました。また、レンジの上限・下限には大きめのバリアオプションがあるほか、今週金曜日の雇用統計も控えており、参加者も少し様子見ムードとなっています。

3月利上げが既定路線に!

3月15日の利上げが既定路線となりました。FOMCメンバーは、ブラックアウト前の駆け込みで利上げに積極発言を連発したことで、数週間前に30%だった利上げ確率を85%まで引き上げることに成功しました。マーケットにサプライズを与えることを嫌うイエレン議長であれば最低でも80%は織り込む必要があると思っていましたが、この数値を無事クリアしたことで、利上げはほぼ間違いないとみていいでしょう。

しかし、米ドル/円の反応といえばそこまでポジティブなものにはなりませんでした。

トランプ大統領の利上げに対する発言への警戒のほか、セルザファクト的な売りや、115円のバリアオプションが効いていたのでしょう。しかし、115円で頭を押さえられたのは非常に大きいです。仮に115円を上抜けていれば米ドル/円は115円-120円という次のステージへ行くことができたのですが、勢いをなくした今の相場ではもう一度燃料を投下する必要があります。そうしたなか、次の燃料といえば週末の米雇用統計となります。

週末の米雇用統計でどう動くべきか

FOMCメンバーの発言を材料とした取引がなくなり、今週は米雇用統計の強弱を見極める取引になります。

さて、注目の米雇用統計ですが、80%以上利上げを織り込む状況下にあるなか、これ以上の伸びしろが期待できないと考えるならば相当いい数字が出ない限りドル高は難しいでしょう。

一方、米雇用統計が悪かった場合も、ここまで積み上げてきた雇用関連の好結果から一時的な悪い数字への影響は限定的と見ています。つまり今回の雇用統計においては大きな値動きはないのではないかと予測しています。

指標発表後にはアルゴリズムが働きそれなりに値は飛びますが、収束するイメージで臨みます。もし動くとすれば雇用者数変化(予想19万人)の数値はポジティブで30万人以上、ネガティブで5万人以下など相当のサプライズがないと動けないと思います。短期的なメインシナリオはやはりレンジで、115円を超えてくるのは難しいと考えています。

今週のテクニカル

チャートを見ても持ち合いが続いており、今月の高安となる111.60-115.00円(白線)が大まかなレンジと捉えています。日足ボリンジャーバンドの2σ(オレンジ線)も同価格付近でレンジを形成しており、こちらも参考価格として機能しそうです。

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