トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
イエレンFRB議長からタカ派的な発言もあり、FedWatchで米12月利上げ確率をみても80%に迫っています。また月曜日に発表されたISM製造業も13年ぶりの高水準となったように米ファンダメンタルは絶好調です。そうしたなか、本日もADP雇用報告、9月ISM非製造業景況指数、週末には米雇用統計も控えています。また、FRB議長人事や衆院選などもあるので、週末に向けてポイントをまとめておきましょう。
日米金融政策を背景に強気スタンス
米経済指標はハリケーンの影響から低調な結果がある程度織り込まれているだけに、好結果にはドル買いで反応しやすいとみています。米雇用統計もインフレ指標となる平均時給が大きく下振れしなければ下値は限定されるのかと思っています。
また、今月10日公示で22日に投開票される衆議院選挙も野党のごたごたを見ていると自民が大きく議席を減らすとはあまり思えません。もちろん何が起こるかわかりませんが、自民党が勝てばアベノミクスによる金融緩和政策も継続されますし、安定政権が好感されリスクオンの円安シナリオも簡単に想像できます。北朝鮮リスクやFRB議長人事などの不確定要素もあり、買い一辺倒というわけにもいきませんが、基本的には好調な米経済や日米金融政策を背景に強気のスタンスで臨みます。
米FRB次期議長レースは如何に
トランプ米大統領は2、3週間以内に次期FRB議長人事を決断するとしており、イエレンFRB議長、NECコーン委員長、ウォルシュ元理事、パウエルFRB理事と面談を行ったといわれています。報道などを見ると現在最有力なのがウォルシュ元理事になります。かなりのタカ派で知られており、もし仮に選任されれば来年から金融政策でまったく違うFRBになる可能性があります。ドル高材料です。2番手につけているのがパウエルFRB理事で3番手はイエレン議長の再任です。パウエルFRB理事は利上げには慎重でどちらかというとハト派として見られており、イエレン議長はもともとハト派ですからこの2人のどちらかが選任されるとドル安材料になります。
構図としては「ウォルシュ元理事(ドル高)VSパウエル理事かイエレン議長(ドル安)」となります。
今後はヘッドラインに流れてくる報道によって踊らされる展開が続きますので注視したいところです。個人的には自らを「低金利人間」と言っているトランプ大統領があまりタカ派的な人を選ぶイメージができないのでパウエル理事かイエレン議長ではないかと考えています。
200日移動平均を上抜け上昇トレンドを確認
ポイントとなっていた200日移動平均線(黄線)を上抜け上昇トレンド入りが確認できます。コアポジションは強気スタンスになりますが、割と上値も重く、短期のプレイヤーは高値を掴まないよう細心の注意を払いたいところです。上値のポイントとしては、
9月27日高値113.25円
7月11日高値114.49円
3月10日高値115.50円
このポイントをブレイクしていけるようだと気持ちよくロングを回転できそうな一方、このあたりがこなせないと200日移動平均線の差し掛かる112円を下限としたレンジに終始なる可能性もありそうです。
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