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FX力を鍛える有名人コラム

カニトレーダー式FXを収入の柱にする8つの鉄則|鉄則5 損小利中で構わない

カニトレーダー式FXを収入の柱にする8つの鉄則|鉄則5 損小利中で構わない
カニトレーダーが行く

悪いエントリー後にできることはない

 FXのトレードは、「新規エントリー」したポジションに対して、決済の「利益確定」、あるいは「損切り」をするまでがワンセットです。

 この三種類の中で、皆さんはどれが一番大切だと思いますか? いろいろな考え方がありますが、私は新規エントリーが圧倒的に一番大切だと思います。

 良いエントリーができると、利益が多く、損失が少なくなります。逆に悪いエントリーだと、勝ちにくく、負けやすいトレードにしかなりません。

 なお、良いエントリーとは、バックテストにおいて、統計的にお金が増やせる期待が高い手法を、忠実に実行できることです。

 トレードにおける利益確定や損切りは、単なる結果発表です。エントリーが正しければ利食いでき、エントリーが正しくなければ損切りになります。

 例えば、ある投資家が非常に良くないタイミングで、悪いエントリーをしてしまったとします。そこから世界最高のプロトレーダーに交代しても、できることはほとんどありません。せいぜい、傷口が広くなりすぎないタイミングでうまく損切りするくらいです。それくらい、トレードではエントリーの精度が重要です。

損小利中で十分という思考

 FXの世界では、「損小利大」が理想のトレードとされます。確かにその通りですが、実行はなかなか難しいです。損小は、浅く損切りすればいいわけですから、そういうルールを作り、実行すればOK。ただ利大は、トレンドがどこまで伸びるか自分でコントロールできないため、損小よりずっと難易度が高いです。

 なので、実際には「利中」くらいで十分かと思います。利益を伸ばそうとして、なかなか利食いができないと、メンタル的な負担も大きくなりますからね。

 良い新規エントリーができていれば、損小利大は難しくても、損小利中は狙えるでしょう。

プラマイゼロは偉大 トレードを続けよう

 さらにいえば、「損小利小」でも問題はありません。

 収支がトントンなら、お金が減らない状態をキープしながら、相場に参加し続けられることになります。

 トレードは続けるだけ練習でき、さまざまな値動きに対する経験値が蓄積されます。FXの世界では、稼ぐ人より損をする人の方がずっと多いわけですから、損をしていないだけでも十分にすごいことです。

 また、相場の動きは変化するものですから、どうしても得意な展開、苦手な展開があります。苦手な展開のときに稼ぐことは極めて難しいですから、そういう時期は損小さえ実践できればOK。いずれ来る得意な時期にしっかり稼げれば、全体の収支は十分にプラスになります。

たとえ収支がトントンでもメリットはある!!

①利益を出す経験、損失を出す経験が蓄積される
②上昇、下降、レンジ、荒れ相場など、いろいろな展開を体験できる
③データが増えて、手法の精度がより高まる

相場に参加し続けるだけで、たくさんのメリットを得られます。いきなり大勝ちできるようになれなくても、安全性を確保しながらトレードを続行することが大切。そのためにも、資金の大部分をいきなり失うような大負けをしないこと、つまり損小が基本となります。

鉄則5のまとめ

●新規エントリー、利益確定、損切りの中では、新規エントリーが圧倒的に重要

●新規エントリーの質が高いと、利益が出やすく、損失になりにくい

●悪いエントリーをしてしまうと、どれだけスゴ腕のプロでも、そこから挽回することはまず不可能

●損小利大が難しければ、損小利中でも問題なし

●もっといえば、損小利小でも相場に参加し続けられ、経験を積めるのでOK

●苦手な時期は大負けしないようにし、得意な時期に利益を出そう

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今月のチャート分析トレーニング(ユーロドル 5分足 2020年6月2日)

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「相場につかまっている人」と同じポジションを持たないようにすることが大切です。上のチャートでは、売りで含み損になっている人が多く、彼らが損切りをさせられることにより、もう一段階上昇する動きが考えられます。多数派が負ける方向に相場は動くものですから、このあと負けさせられる多数派に飲み込まれない意識を、常に持ちましょう。

OANDA JAPANオーダーブックの見方

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現在の価格を基準に、今より高く買っている、あるいは安く売っているポジションが含み損。反対に今より安く買っている、あるいは高く売っているポジションが含み益となります。相場は基本的に損切りさせる方向に動きやすいです。

※この記事は、FX攻略.com2020年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。


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