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FX力を鍛える有名人コラム

五十日の仲値狙い!東京時間を狙ったFXトレード手法[香澄ケイト]

FXは時間ごとに動きが違うので、時間帯に合わせた戦術を選びましょう。今回は香澄ケイトさんによる、東京時間で有効なトレードテクニックを紹介します。

東京時間の午前中にトレードする

海外市場と比較して、大きな変動はあまりない東京市場ですが、私は東京のデイタイムにトレードします。大きな理由としては、冷静にマーケットを見ることができるから。自分の場合、夜のトレードでは、興奮したり、焦ったりしてしまうことが、よくあるのです。

では、どの東京の時間帯でよくトレードするかというと、「仲値」に向けて。前日、ニューヨーク市場で「米ドル/円」が下落しても、仲値に向けて上昇するケースがあります。もちろん、絶対に仲値に向けてドル高になるわけではありません。

そうわかっていたら、誰でもこの時間に参入するでしょうから。当然のことながら、ドル買い需要が多い日はドル高に、ドル売り需要が多ければドル安になりますが、静かな東京市場において、毎日仲値イベントがあり、決められた時間帯でドルが買われて上昇する可能性が高いのは、このときを除いてありません。

5・10日(ごとおび・ごとび)の仲値とオセアニアのイベントを狙う

そのなかで、私はとくに5・10日(ごとび)の仲値を狙ってトレードすることが多くあります。慣行的に、日本の手形決済は5の倍数の日に決済が集中するといわれていて、輸出入の決済も5・10日に集中し、ドルが不足することが多いので、ドル買いの需要も出やすいのです。

仲値イベントを狙ってのトレード方法は、東京株式市場がオープンした9時頃から「米ドル/円」が上昇し始めたタイミングで参戦します。もし、この時間にその兆候が現れなければやりません。9時頃からレートがピックアップし始めても、9時半前に失速するケースもあるので、5分足を見ながらトレードします。

小幅な利益を狙うため、取引ロットは多目にし、仲値イベントが終わってしまえば、元のトレンドに戻りやすいということを念頭に置き(仮に戻らなかったら相場は強いという見方をする)、狙い通りにならなくても、朝日のなかで落ち着いた気持ちで敗戦処理できるというメリットがあり、大きな損失にはつながりません。

また、東京のデイタイムでトレードするという意味では、オーストラリアやニュージーランドの経済指標や政策金利発表後を狙って、オセアニア通貨のトレードもよく行います。

大注目の米雇用統計を狙ってのトレード方法

3月6日発表の2月の米雇用統計後の週明けの相場(「米ドル/円」1時間足)

3月6日発表の2月の米雇用統計後の週明けの相場(「米ドル/円」1時間足)

朝にはめっぼう強いアーリーバードの私ですが、毎日ではありませんが、夜時間にもトレードをします。以前は、米雇用統計といった米国の主要経済指標などの発表時には、あえてトレードはしないようにしていました。

しかし、米国の利上げが予想されるようになってから、米雇用統計は一段と注目を浴びるようになっているため、逆にトレードの大きなチャンスととらえるようになりました。

ただし、雇用統計の実際の数字がどうなるか、発表まではわかりませんので、発表前にポジションをもつことはありません。 もし、仮にポジションをもっていたとしても、発表前までにはいったん手仕舞っておきます。

発表直前と直後は大きく乱高下するので、このタイミングでのエントリーは避け、相場が落ち着いて、方向が定まったのを見極めてからエントリーします。発表直前に上げておいて、バーンと落とすケースもあり、これにつられて、(雇用統計は)予想以上に良い数字なんだな、と勘違いすると痛い目に遭います。

魚のいる場所で、集中的にトレードする

実際のエントリーは、5分足でエントリーします。基本的に1日、4時間、1時間などの長い足から見ていって、5分足が同じトレンドに向かっているのを確認してからエントリーします。

利食うタイミングも、5分足のローソクの実体部分がググッと伸びたり、何本か立つような勢いやリズムを見て判断します。短期で集中してやるので、他のテクニカルツールはあまり見る余裕がありません。ほとんどローソク足だけでトレードしています。

米雇用統計の発表は、日本時間で金曜日の夜ですから、必ずNY時間のクローズまでに手仕舞います。たとえ、とてつもなく予想以上に良い数字が発表されたとしても、いったんはポジションをなくします。

そして、また週明けにトレンドの強さを確認してから、再参入しても遅くはありません。トレードはメリハリが大事だと思います。魚のいる場所に釣り糸を垂れないと、魚は得られません。

「イベント」のときは、市場参加者が多く、魚(利益)につながると見て、集中的にトレードする、それが私のトレードスタイルです。

※この記事は、FX攻略.com2015年6月号の記事を転載したものです
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