FXにおいて時間的要素を重要視している川崎ドルえもんさんの当連載。「為替天気予報」として、統計的アプローチからの具体的なトレード戦略を教えていただきます。
1.月足天気予報
こんにちは、川崎ドルえもんです! 私は、過去の為替相場からデータを取り、その月日のアノマリーを算出して為替天気予報として配信しています。今回は、5月31日~6月11日の為替の傾向を紹介していきます!
まずは月足の傾向を紹介していきましょう!
下の表はドルに関する通貨ペアの月足を2000年から数えたものになります。
6月の欄を見てみると、ポンドドルの陽線回数が14回、豪ドル米ドルは15回、NZドル米ドルは14回と多く、ドルが基軸通貨になっている米ドルカナダドルは陰線回数が14回、ドルスイスフランは16回と陰線の回数が多くなっています。
このことから6月はドルが売られやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。特にドルスイスフランは確率に直すと約76%の確率で陰線がついているので注目です。
2.週足天気予報
次に週足のデータを見ていきましょう。下の表は過去の5月31日から6月4日までの週足から陽線確率を算出したものになります。
見てみると、スイスフラン円の陽線確率が74%、ユーロドルが73%と高く、ドルスイスフランは30%、カナダドルスイスフランは32%と低くなっています。
この傾向が出ている通貨ペアのうち三つは、スイスフランに関する通貨ペアです。どれもわずかにスイスフラン買いの方向に動く確率が高くなっているので、5月31日から6月4日の週はわずかにスイスフラン高になりやすいアノマリーがあることが分かります。しかし、そこまで強い傾向ではないので注意が必要です。
次に6月7日から11日までの週の週足天気予報を見ていきましょう——
※上のボタン、リンクを投資系ECメディア「GogoJungle」投資ナビ+へ移動します。記事の続きでは、週足天気予報(6月7日~11日)と日足天気予報(6月2日/6月3日/6月4日/6月8日)をご覧いただけます。
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