当企画は、投資家の眞壁憲治郎さんが募ったトレーダーの皆さんにFXで「わらしべ長者」を目指していただこうというもの。「労働者から資本家へ」をテーマに掲げ、参加者が知識と技量をしっかりと身につけながら、わずかな資金からでも大きく勝てるようになっていくことを目標としています。
MKB杯同着1位の2名が大会を振り返る
眞壁 第1回から第4回まではトレード技術に関しての解説、第5回より実際の運用状況を基にお伝えしています。同時にトレードバトル(以下、MKB杯。画像①)を開催しました。これは30万円以下の資金で運用をスタートし、3か月間の成績を競う企画です。30万円から積み上げていくというのも「労働者から資本家へ」がテーマになっています。
眞壁 今回は第2回MKB杯の優勝者をお呼びしました。うち嫁さんとTom13さんです。MKB杯はポイント制ということもあり、2名が同着1位となりました(表①)。どうぞよろしくお願いします。
うち嫁 こんにちは。「うちの嫁もういない」略して「うち嫁」です。第1回MKB杯では11位、リベンジで挑んだ第2回で優勝となりました!
Tom13 初めまして、Tom13と申します。FXを始めて4年目になります。
眞壁 今回58名が参加する中、最後まで誰が優勝してもおかしくない泥仕合となり、企画としてのゲーム性において勝ち取った形ですね。途中でつまずいても最後まで頑張れるようにと設定したポイント制がうまくハマりました。ともあれ、おめでとうございます。それぞれ、トレードバトルの感想をいただけますでしょうか?
Tom13 MKB杯に参加して一番良かったことは「さらにレベルアップできた!」ことです。トレードは「自分で決めたルールをどこまで守れるか?」という自分との戦いであり、例えば利益確定までの握力や損切りの徹底が課題です。しかし、トレードバトルは他者との戦いでもあったので、そこで順位や他のトレーダーたちの成績を意識して自分のトレードに乱れが出ることもありました。そうした部分を克服していったので、「レベルアップしたな」と実感しています。学びをたくさん得られました。
うち嫁 MKB杯の良いところは、みんなが同じ条件というところですね。お金持ちが有利といわれる投資の世界で、まさに「実力勝負の場」にふさわしい舞台だと感じています。ここで勝つことは、現在の自分がどれくらいの位置にいるかの確認にもなります。話は少しずれますが、日本一の漫才師を決定する「M−1グランプリ」の参加資格はコンビ結成後15年間です。15年やって結果が出ない人に引導を渡す意味でこのような参加条件が設けられているらしいですが、私にとってのMKB杯はこれと同じです。投資家として10年やり続けて結果が出ないのであれば、他の人生を考えよう…という決意を持って臨みました。
眞壁 お二人ともありがとうございます。うち嫁さんは私のメールマガジンを読んでいただいている中での参加で、講演会にも来てくださりました。その後、6か月間のトレーダー塾(『投資におけるスキーム論2』ご参照)でも完走しましたね。第1回MKB杯で打ち上げをした際にもお越しいただき、夜通し語らったのが懐かしいです(笑)。
うち嫁 私は投資で勝てなかったころに眞壁さんの金融マガジンを読み始め、MKB杯は切磋琢磨できる仲間との出会いを与えてくれました。これまで私の周りには投資に携わる友人がいませんでした。今回、新型コロナウイルスによる金融ショックに巻き込まれる形でスタートしたトレードバトルですが、投資の話ができたり相談したりする仲間との出会いがあったからこそ最後まで諦めず、気力を奮い立たせて戦うことができました!
眞壁 ご活用いただけて私もうれしい限りです。一方、Tom13さんは「初めまして」でしたね。トレードバトル中の様子を見ていましたが、黄金比を使った見立てなどは私も「そうだそうだ」と思っていました。他に独自の視点などありますか?
Tom13 自分のトレード手法はトレンドに沿った正統派のトレーディングです。いろんなインジケーターを試しましたが、最終的には移動平均線・水平線・トレンドラインでのトレードに落ち着きました。フィボナッチも大好きです。
眞壁 なるほど、やはり行き着くところは似ていますね。後半戦から本調子になったとのことでしたので、次回こそ大勝利を期待しています!
Tom13 はい。日々精進、千里の道も一歩からの精神でこれからも一歩ずつ前進していきます!
眞壁 ありがとうございます。また改めてじっくりお話できる機会を設けたいですね。うち嫁さんは他にも思いを語ってくれたので、次回に続きます。この記事が掲載されるころには第3回MKB杯が始まっているので、次も日ごろの成果を発揮していただければと思っています。相場も世の中も何が起きるか分かりませんが、明るい未来を信じて共に頑張って参りましょう!
※この記事は、FX攻略.com2020年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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