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FX力を鍛える有名人コラム

FXで負ける人の特徴[中里エリカ]

 長年、外国為替に携わっていると、いろいろな行動パターンが見えてくる。一ついえるのは、「負けて退場する人には、何かしらかの特徴がある」ということである。あくまでも筆者の主観だが、以下、列挙してみたい。

FXで負ける人、8つの特徴

特徴1.  FXのリスクをよく理解しないままキャンペーン狙いで取引を始める人

キャッシュバックで得た以上の額を簡単に失うリスクがある。

特徴2.「裁量トレードだと負ける」と決めつけて、相場の勉強をせずに自動売買任せにする人

今なぜ相場が動いているかを理解しなければ、そのときの相場に合った自動売買のプログラムは選べない。

特徴3. スワップポイントだけを目的に投資し、相場が動いていても、「スワップポイントを失いたくない」と自分の口座を適切に管理しない人

スワップポイントは「受け」が「払い」に転じることもあるし、為替レートが動いて、これまで受けとったスワップポイント以上の損失が出ることもある。

特徴4.「ストップロスオーダー」を入れない人。または、入れても悪い方に動かす人

そういう人は、神風が吹いてぎりぎりセーフだった場合に、「自分は相場が読めている」と勘違いしがちだ。ストップロスになっても「損失がこれだけで済んで良かった」と考えるべきだということが理解できない。これは私がインターバンク市場にいたころ、チーフ・ディーラーからいわれたことで、私はこの言葉を今もとても大事にしている。

特徴5. 何の根拠もなしに「雰囲気」でポジションを張る人

どこでエントリーして、どこでエグジットするかをきちんと考えてからポジションを取ることが大事だ。

特徴6.「ここまで行ったから、これ以上は行かない」などの自分の勝手な思い込みを改めない人

過去の経験値は役立たないことが多々あるのが相場の世界だ。マーケットには謙虚になるべきだろう。

特徴7. クロス取引を考慮せず、「円」を中心に考えている人

例えば、ユーロ円はユーロドルとドル円の相場を掛け合わせたものでしかない。意識すべきは、それぞれの通貨が対ドルでどう動いているかということ。マーケットの中心はドルだ。

特徴8. 耐えきれない人。少しロスが出ただけですぐに切ってしまう人

損が出ることは当然一定頻度であるが、そもそも相場は勝つか負けるしかない。当初決めたストップロスのレベルに達しないうちに切ってしまうと、せっかくの利益のチャンスを失ってしまう。

* * * * *

 まだまだあるが、ここまでにしよう。外国為替市場は24時間動いており、FXでは何か起こってもすぐに対応できる。そのときに起きたことを相場を通してリアルタイムに体験できる。外国為替の取引をするということは、「歴史の証人」になることでもある。

※この記事は、FX攻略.com2021年5月号(2021年3月19日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

※当コラムは執筆者の個人的見解に基づいて書かれたものであり、所属先の考えを反映するものではございません。

ABOUT ME
中里エリカ
なかざとえりか。セントラル短資FXカスタマー部広報担当。大学卒業後、カナダ系銀行やスイス系為替ブローカーで外国為替およびデリバティブのインターバンクでのディーリング業務に従事。勤務していた会社が子会社としてFX会社を設立したのをきっかけに、以来FX取引に携わっている。大手証券会社や外資系証券、外資系FX会社などを経て現職。 ・セントラル短資FXの詳細はこちらセントラル短資FX公式サイト
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