鉄板トレードとして定番化しているトレードのひとつをご紹介します。ゴトウビデーを利用した、トレードです。
ゴトウビは、5、10のつく日や月末のこと
“ゴトウビ”をご存知でしょうか。
「日本国内でものをつくり、海外へ輸出する場合は、商品の代金を外貨で受け取ることになります。この外貨のままでは、日本国内で使えませんので、必ず外貨を日本円に変える必要があります。そこで各銀行が、朝10時ごろのインターバンク市場の取引相場の水準を基に決める対顧客レートがあります。原則、当日中は変動しないものとして、銀行は窓口業務を行うものです。それが、「仲値」と呼ばれる値段です。
そのとき、ふつうの企業では、どのタイミングで外貨を円に変えるのか。これは通常、東京の午前10時の時点の値段で決済が行われます。そのため、時間的な目で見ますと、東京の午前10時(仲値時間)の取引は、たとえ相場の動きがあまりよくなかったとしても、それとはまったく関係なく、為替取引が行われることになります。
とくに、5や10のつく日や月末は、それぞれの企業の決済日になることが多いですので、5、10、月末などの日には仲値時間(午前10時)の取引が一気に膨らむ傾向があります。
取引量が多い時間帯でトレードしたいという場合は、ぜひとも覚えておきたい法則でしょう。
もちろん、これ以外にも多くの要素で状況が変わるものですから、海外の市場の開いている時間をメインに進めていく方法もまた、戦略上はあり得るかもしれません」
(http://fx-nyumon.uh-oh.jp/page10.htmlより)
ゴトウビは、「ドル/円」は午前10時に向かって上昇する傾向に
簡単に述べると、5日、10日、15日といったゴトウビに関しては、「ドル/円」は、東京時間午前10時に向かって、上昇する傾向があるということです。
確かに、ゴトウビの東京時間は、クロス円が上昇する傾向があります。Sarahは、ゴトウビに関しては、クロス円の上昇の勢いをみながら、上昇しきったところを狙って、逆張りのショートを仕掛けます。
注目するのは午前11時の動き
Sarahが一番注目しているのは、午前11時の動きです。
午前10時の仲値時間が節目になるのではないか。なぜ11時なのか、とよく聞かれるのですが、理屈というより、データとして11時のほうが急落の傾向が顕著なのです。
東京時間での取引が一服する時間帯なのかとも思いますが、詳しくはわかりません。また、株をやっていらっしゃる方はご存知かもしれませんが、東証の現物株と指数先物取引の取引時間が、昨年11月から30分延長しました。Sarahは、為替をメインにみているのですが、この30分延長の影響はあまり感じられません。
ゴトウビトレードをルール化
「ドル/円」5分足チャートです。
黄色が10時から1時間の動き、ピンクが11時から1時間の動きです。この日はとくに、わかりやすく、11時過ぎの下落が目立ちました。去年から外為オプションをはじめたことをきっかけに、このゴトウビトレードをルール化して取り組んでいますが、やはり、10時より、11時のほうが動く気がしますね。
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バイナリーオプションでは、9割以上の勝率
直前の上昇の仕方をみながら、ショートエントリーを仕掛けるのですが、月1~3回のエントリーで、クリック証券のバイナリーオプションでは、9割以上の勝率で勝っています(通貨は「ドル/円」「ユーロ/円」)。
実際、Sarahだけでなく、同じようなタイミングでのエントリーに注目している人は多いようで、ゴトウビの同時刻では、早めに注文を出しておかないと、すぐ完売になってしまいます。
発注後、スタートから数十秒前でも注文をキャンセルできたりするので、いったん注文しておいて、11時手前の時点での上昇勢いが弱かったり、下がりすぎていたら、いったんキャンセルしたりもします。
フィニッシュやスタートのタイミングで数pips不利な方向に動いてしまったりするときによく負けたりするのですが、それをコントロールできるかどうかで、結果に左右されることが多いです。
なので、ちょっとアゲインストに動きそうだったら、即キャンセル。勝負はより慎重に、を心がけていたら、パフォーマンスはかなり向上しました。勝率はいいですけど、月数回しかエントリーチャンスがないですからね。でも、着実に増えています。
バイナリーオプションのほうが楽なので、検証を兼ねながら取引していますが、もちろん同じ戦略でFXでも取引ができます。
ちなみに、「もしゴトウビが祝日だった場合、どうなるの?」と疑問に思いませんか? 前倒しするのか、先送りにするのかは決済を行う企業によってさまざまなようですが、前倒しして前の平日をゴトウビとする企業のほうが多いそうです。
以上、この戦略は初心者でも気軽に取り組むことができますので、早速実践してみてはいかがでしょうか(月刊「FX攻略.com」2013年1月号掲載)。
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |