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FX力を鍛える有名人コラム

スイスフラン暴騰後、当面はもみ合いだが油断はできない[田嶋智太郎]

当面はドル/円のもみ合いが続きそう…

この一週間もシンプルにユーロ売りが正解であった。スイス国立銀行の行動は想定外であったが、これも来週22日のECB理事会で追加緩和の実施が決定されるとの思惑が強まっていることが一因ではある。ECB理事会を通過すれば一旦は目先の材料出尽くしとなってもよさそうなものだが、その後にギリシャ総選挙が控えていることを考えれば油断はできない。ドル/円は本日(14日)早朝に一時106円を割り込む場面もあり、やはり昨年12月16日安値=115.57円が意識されやすい。同水準あたりで踏みとどまれるかどうかが当面の焦点となる。

本日は、重要な1月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)の発表が予定されている。大方の予想は94.1となっており、それ以上であれば米消費の一段の伸びが期待され、ややドルは買われやすくなろう。ただ、すでにドル/円は一目均衡表(日足)の「雲」のなかに潜り込んでおり、当面はもみ合いが続きそうである。(01月16日 09:35)

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