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FX力を鍛える有名人コラム

「米ドル/円」は125円台回復の材料待ち!?[田嶋智太郎]

昨日(30日)発表された米GDPは「可もなければ不可もなし」といった感じで、4―6月期が予想より弱かった部分を1―3月期の上方修正(プラス成長に転換)が穴埋めする格好となった。

市場はドルを買うに買えず、かといって売るに売れず、その反応自体が今回のGDPに対する評価といえ、それは発表後に「米ドル/円」が一時124.58円という非常に中途半端なレベルにまで上昇して、ほどなく失速するという値動きにも表れていた。

次は本日発表される4―6月期の米雇用コスト指数と7月の米ミシガン大学消費者信頼感指数であり、来週は8月の米雇用統計発表も控える。強めの結果が出れば、やはり市場では9月利上げへの期待が一層高まり、「米ドル/円」は125円台を回復する可能性が高い。

一部に「125円台では黒田ラインが意識される」などといったコメントも見られるが、それは誤った見方であると思われる。何人たりとも相場の流れを強引に転換させることなどできやしない。

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