足元の米国債利回り低下はあくまで一過性
先週8日、米10年債利回りが一時1.24%台まで低下したことを受けて、市場は一時的にも大いに動揺した。その原因として「変異種のデルタ株が世界的に拡散していることで、景気の先行きに対する警戒感が強まっているため」との声が市場の一部で聞かれていたが、そうした見方を鵜呑みにすることには慎重であらねばなるまい。
より大きな原因は「米金利の再上昇に備えて米国債先物などでヘッジしていた向きが一斉にポジション(持ち高)を解消したこと」であると見ていいだろう。思えば、6月のFOMC後に一旦急低下した米10年債利回りについて「ほどなく再上昇する」と想定していた向きは少なくなかった。しかし、その後もなかなか浮上してこないので、シビレを切らして米国債を一旦買い戻したというわけである。つまり、今回の米10年債利回りの低下はあくまで一過性のものであると考えるのが妥当であるということになる。
再びリスク選好ムードが広がる?
むろん、市場に一時的に広まったリスク回避ムードというのも、ほどなく後退して行くものと見ていいだろう。その実、先週9日の日経平均株価は前日比で一時700円近くも下げる場面があったものの、最終的には177円安に留まることとなった。まして、同日のNYダウ平均は終値ベースで史上最高値を更新している。さらに——
/
記事のつづきでプロが注目している
目先のドル円レートをチェックしよう!!
\
※投資系ECメディア「GogoJungle」投資ナビ+へ移動します。
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |