私のFXトレード仲間[田向宏行]

FXトレードは孤独な戦いであるからこそ、信頼できるFX仲間を作ることはとても大切だといえます。同じ目標を持つ仲間とふれあうことは、互いのスキルアップやモチベーションアップにつながるからです。ここでは田向宏行さんに、トレード仲間を増やす方法とメリットについて教えてもらいます。

※この記事は、FX攻略.com2017年12月号の記事を転載・再編集したものです

勉強会や交流会に参加してFX仲間を作る

何か目標を持って始めるなら切磋琢磨する仲間がいる方が良い、といわれます。私もそう思います。事業経営でもスポーツでも何でもそうですが、仲間がいるに越したことはありません。FXもトレード仲間がいた方が、孤独に一人で悩みながら暗中模索でトレードするより成功への近道になると思います。

また、一人だけで考えると自分の相場観に執着しやすく柔軟性に欠ける可能性が高まります。相場における柔軟性の欠如は、資金破綻の危険があります。間違ったものを信じているかもしれませんし、変化に対応できないかもしれません。また投資詐欺に遭うかもしれません。

そこで紹介したいのが、個人投資家の仲間作りのために貢献しているFX奈那子(@fxnanako)さん主宰の「FX友の会」です。東京と大阪で数百人が集まる大きな勉強会と交流会が開催されており、私もこのイベントで多くのトレード仲間に出会いました。FXで生き残るのは大変ということもあってか、参加者は毎回大きく入れ替わります。毎年同じ勉強会に参加している人は、結果的に相場で生き残っているということであり、そのような方とは自然と顔見知りになって親しくなります。

また、例年3月ごろに開催される投資戦略フェアでは、FXだけでなく株のセミナーもあるので、懇親会にはバラエティーに富んだ個人投資家が集まります。ここでも何人かの方と知り合いました。こうした投資家の集まりや勉強会に参加するなら、「自分が得する情報を集めよう」ではなく、「相場を共にする友人を作ろう」と思う方が良いのではないでしょうか。私はセミナーより懇親会の方が大事だと思います。

今も続くFXの友人は、結局自分も相手も相場で生き残ってきたから交流が続いているわけです。親しかったのに消えていったトレーダーを何人も見ています。FXでは何よりも長く相場で生き残ることが大事であって、それは自分も相手も同じことです。FXは厳しい世界なので、相場で生き残っていなければ人間関係も続きません。これが他の趣味やスポーツとの大きな違いですね。

ネットコミュニティを利用するのも一つの手

先ほどご紹介したイベントは、トレーダー同士が直接会える数少ない機会ですが、開催地から遠方にお住まいの方が参加するのは大変です。そこで万人にお勧めなのは、ネット上のコミュニティです。

私が参加するエフピーネットの西原宏一メルマガ「シンプルFX」には会員掲示板があり、メルマガ執筆者への質問と同様に個人投資家同士の情報交換も活発に行われています。ネット上なので日程と場所に縛られるライブ・イベントとは違い、いつでも、どこからでも参加できます。

この掲示板で積極的に情報交換している人の名前は、自然と誰の目にも残っていきます。掲示板で目にした人がオフ会や会場セミナーに参加していると、「あー、この人か」と初対面でもすぐに打ち解けて話しやすくなり、メールやLINEの交換からトレード仲間ができていきます。

また、オフ会やセミナーに毎回参加している人とは飲み仲間的な親しさが生まれてきます。FXをする友人を見つけたい人には、これがお勧めです。新たな人間関係を作るには積極的に自分の存在を伝えることが第一歩です。そのためにはFX用の名刺も用意しておくのも良いのではないでしょうか。

ただ、こうしたFX仲間ができたとしても、人によって資金量も取引スタイルも全く違います。ですから、FX仲間と共有できるのは「こんなツールがあるよ」「この相場はどう考えるのだろう」「この本が勉強になった」といった内容になります。したがって、「これが儲かる」的な直接的な利益を求める人には向かないと思います。また自分だけが何かを得よう、誰かを利用しようとの思惑で参加して、そこで良好な人間関係が構築できるかも疑問です。

運は人が運んでくる

私がFXを始めて数年したころ、FXや金融関係の書籍を数十冊書かれている経済学者の方に「運はどこから来ると思うか?」と聞かれたことがありました。私は「自分の日頃の行い?」と優等生的に答えましたが、この先生は「運は、人が運んでくる」と説明してくれました。いわれてみれば、確かにそうだと思います。誰の助けも借りず、自力だけで何かを成し得た人なんていないのではないでしょうか。

重要な場面で何を信頼するかといえば、自分が信じる友人や仲間が教えてくれる情報なのだと思います。誰が書いたか分からないネットの情報より、自分が尊敬する生身の友人の意見の方がはるかに重要だと思っています。

FXを長く続けていくことで、トレード仲間もできやすくなるでしょう。共に収益を追求し、相場を楽しめる仲間を探すのもFX人生の楽しみの一つではないでしょうか。

※この記事は、FX攻略.com2017年12月号の記事を転載・再編集したものです

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田向宏行(たむかい・ひろゆき)

大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間に投資を開始。事業譲渡後の現在は個人投資家。FX会社のセミナー企画・構成も手がけている。著書に『臆病な人でも勝てるFX入門』(池田書店)、『1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX』(自由国民社)。

公式サイト:虹色FX

Twitter:https://twitter.com/maru3rd