ぶっちゃけ、大口だって大変なのよ!個人はおとなしく養分になりなさい!!
おっす!オラ、ユーちぇる。今日はみんなが大好きな大口の話をしよう。「相場は大口が動かしている」とか「個人は大口の養分」とかいう話はFXに限らず投資をやっていれば聞いたことはあると思う。
そして、一般的にその手口として語られるのは「買い煽りや売り煽りをすることで、小口や個人の注文を誘導し、自分たちの利益に変える」といったものじゃないかな?
まぁ、全ての場面でこんなことをやっているわけではないけど、単純に考えてウザいよね(笑)
ただ、そうした行動は単純な弱い者いじめとかではなく、大口が儲けるためには必要なことでもある。
実は大口も相場から利益を得るためには、おそらくみんなが思っている以上に大変なことをやっているのよね。
そんなわけで、今回は自分が大口になったつもりで読んでみて。では、まずは大口と個人では何が違うのか?
もちろん、大口というくらいだから個人トレーダーと比べて注文量が圧倒的に多い。それこそ、ヤムチャとベジータくらいの差がある(ヤムチャだって地球人の中では相当に強いと思うけどね)。
ただし「資金が無限にあれば、絶対に負けない」なんて事をいってたりする人もいるけど? これは半分本当で、半分ウソ。
正確にいうと「負けないけど自滅はあり得る」ということになる。この「自滅のリスク」は、大口ならではのお悩み。
文字通り、資金が無限にあるところを想像してほしい(ただし、顧客のために利益を確定しなくてはならないというルールが前提ね)。
例えば、ドル円を無限に買い上げる。分かりやすく10pipsごとに買い上げていくとする。そうすると最初に買ったポジションから含み益になるよね。
「よっしゃー、ウハウハやん!」と思いきや。ここで問題が起きる。買ったものは、売らないと利益にはならない。ちなみに株も一緒。
そのため、一定の時期に買い上げてきた分を売るわけだけど。売れば売るだけレートは下がってしまう。当然、量も多いから、一気に売ってしまうとレートはどんどん下がる。極端な話、自分しかマーケットにいなかったら、買い始めたレートに逆戻りするどころか、どんなに高値をつけたところで「売ることすらできない」ということになる。
マーケットで他のトレーダーが存在しないなんて事はあり得ないけど、あまりに現実離れした価格だと、それを買いたがる人なんていなくなるよね。ちょっとスーパーで買い物をするところを想像してみて。普段100円だったものが急に5000円になったら、その価格で今すぐ買おうなんて誰も思わないでしょ。これじゃ、完全にハイパーインフレだよね。
相場も同じで、買い手と売り手が妥当だと思った価格じゃないとマッチングしない。あくまで極端な例だよ。
ただ、ここで理解してほしいことは、たとえ資金が豊富な大口であっても、他の投資家の力を借りないと稼ぐことはできないということ。自分が動かしたい方向に追随してくれる他の投資家の存在も不可欠ってことだ。
そして、大口は資金が大きいからこそ、出口戦略を慎重に考えていなければならない。「利益を確定して逃げたい!」と思っても、買ったものをより高く買ってくれる、または売ったものはより安く売ってくれる人を“大量に”探さないといけないからね。
ここまでで分かる通り、トレードの世界はババ抜きと一緒。最後にババを引いたトレーダーが損をかぶる。そして、それが他のトレーダーの利益になる。
概して、損切りするのは個人トレーダー。利益を得るのは大口という構図がある。しかし、大口は注文量が大きいが故に小回りが効かない。大型トラックを運転してるのと一緒だ。
したがって、彼らが相場を動かすパターンに慣れれば、そこに個人トレーダーが稼げるチャンスを見つけられる。実際に大口が利益確定するときのオペレーションは動画の中で解説したので、そちらでも学習してみて!
では、今回はこの辺で。じゃ、ばーい。See you!
今回の参考動画はコチラ!
大口の闇を暴きます。【FX個人トレーダーの損切りを8割削減】
※この記事は、FX攻略.com2021年5月号(2021年3月19日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
・「ユーちぇるのトレードフィットネスジム」連載記事まとめはこちら
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |