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編集部コラム

自動売買の風が吹いている[鹿内武蔵]

アドリブがきかないからこそ長い目で見守る

FXにおける、自動売買、最近勢いありますね。FX攻略.com4月号でも、巻頭で特集されています。

僕はけっこう自動売買については肯定的なスタンスです。だって、自動でやってくれるんですよ。こんな楽な話はないです。できるだけ売買は自動化したいので、裁量トレードをする場合でも、売買は指値・逆指値を駆使して、可能な限り成行でボタンを押す場面を避けています。

FXは利益を出すための手段に過ぎず、目の前で動いているチャートに対して、直接操作することに意味を感じてないという感じでしょうか。

ただ、トレードを車に例えるなら、やっぱり自分で運転したい方も多いみたいです。それはそれで、とてもよく分かります。ただ、そのことが、自動売買に対する偏見につながってしまっているのなら、それはちょっぴりもったいないかもしれません。

自動の売買でも中身は人のアイデア

まず、自動売買といっても、売り買いするルールは、人間が知恵を振り絞って作ったものです。当然ながら機械がランダムに、売ったり買ったりしているわけではありません。

自動売買のロジックは、移動平均線やMACDといった、テクニカル指標、それに高値や安値といった普遍的なチャート分析のセオリーを組み合わせて、一つの手法として組み上げられています。その手法を、機械が淡々と繰り返すのが自動売買です。生身のトレーダーの発想が土台になっているのは、手動も自動も同じなんです。

塩漬けを許さない勤勉さが魅力

自動売買のメリットとして、その名前の通り、24時間常にトレードをしてくれる、というのはどの記事にも書かれていることですよね。お酒を飲んでいても、実家に帰省していても、パソコンが壊れて次のパソコンが家に届くまでの期間も、トレードは常に行われています。

そして、僕が良いな、って思うのは、負けが込んでトレードが嫌になっている時期でも、自動売買は動き続けてくれるという点です。

FXにおいて、最もやってはいけない行為の一つは、損失を負っている状態の放置、「塩漬け」です。が、自動売買ではこの状態になりようがありません。どれだけ惨敗しても、売買は淡々と繰り返されます。運用が終わるのは、投資家が自らの意志で停止したとき、そして資金が尽きたときです。運用資金が放置されることはありません。

愚直にタスクをこなすアドリブがきかないヤツ

自動売買には、裁量判断の余地がありません。これには良い面も、悪い面もあります。

裁量の余地とは、「来週大統領選があるからポジションをクローズしておこう」というようなファンダメンタルズに基づいたものもあれば、「この展開は過去に何度も負けているから、今日はエントリーしないでおこう」という、経験則から来るものもあります。

こういったいわゆる「アドリブ」は、投資成績を上積みしたり、あるいは下方修正したりするものです。歴戦のベテランの裁量判断が、危険な相場からの事前撤退につながったり、経験の浅いトレーダーの裁量判断が、大相場に参入するチャンスを逃したりと、プラスもマイナスもありえます。

自動売買にはこういった要素がないんですが、その結果として、私は結果が出るまでにより時間がかかるという感覚を持っています。「アドリブがきかないヤツ」なので、器用に立ち回ることができず、愚直にやり続けるため、得意なパターンが来るまで気長に待ってあげないといけません。

そのかわり、得意なパターンのときには、不眠不休で頑張ってくれます。そんな不器用だけど誠実な選手、それが僕にとっての自動売買のイメージです。

特に、損小利大の、トレンドに乗るタイプのプログラムは、ハッキリしたトレンドが出るまで付き合ってあげないと、単なる損切りマシーンになってしまいます。

(FX攻略.com WEB編集長 鹿内武蔵)

※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。

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