トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
円、ユーロは節目を巡る攻防
ドル安の流れに変化はありません。
米中対立を巡ってトランプ大統領は昨日、通商協議の延期は自らが決めたことを明らかにし、今は中国とは話したくないと語りました。トランプ大統領は11月の米大統領選挙を控え、対中国への強硬路線にかじを切っており、ファーウェイに対して半導体の供給を禁止したほか、中国のSNSアプリTikTokやWeChatの使用を禁止するなど中国IT企業に対する締め付けを強化しており、今後もその流れが続きそうです。
また、米追加経済対策を巡る米与野党協議が進展しないことで、法案成立が来月にずれ込む可能性が高まっており、こちらもドル安要因となっています。さらに安倍首相やバイデン大統領候補の健康不安報道もあってリスクオフのモメンタムとなっています。本日も仲値前にドル円は一時105.19円、ユーロドルは1.1952ドルまでドル安が進んでおり、いずれも105円、1.20ドルといった節目の攻防にも備えておきたいところです。
押し目待ちに押し目なし?
マーケットにはネガティブな材料が増えてきており、チャートを見てもドル円は先週つけた107円が天井で再びダウントレンド入りしたとも考えられます。ただ、ドル円は105円あたりから本邦機関投資家のドル買いにも警戒しなくてはならず、とりあえずは105円ミドルから少額ショートで様子見です。
一方、ユーロドルは1.90ドルが重そうに見えましたが、ここを難なくブレイクしており、このモメンタムであれば多少割高とはいえ、深い押し目を待っている状況でもないのかもしれません。また、ここまで上昇してくると短期勢が一旦は1.20ドルをトライしてくる可能性もありそうです。ただ、IMM通貨先物を見るとユーロロングのポジションが過去最大まで蓄積しているため、1.20ドルのブレイクがあれば一定の達成感もあるだろうか。1.20ドル台は一旦利益確定のポイントとして考えています。
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