井口喜雄

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    2019年8月14日
    続・トランプ相場[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 続・トランプ相場 トランプ相場健在です。トランプ大統領は夏季休暇を今月18日まで予定しておりますが、「休暇中でも仕事はする」と述べていたように積極的な情報発信は変わりません。昨日もトランプ大統領が9月1日に予定していた中国製品に対する追加関税の一部発動延期を表明したことで、マーケットはリスクオンとなりました。ドル円は105円割れを狙っていた短期勢のショートカバーを一斉に巻き込みながら、107円付近まで大幅上昇となりました。 リスクオンムード継続にはならない!? 昨夜は強烈なリスクオンとなりましたが、このまま上昇トレンドを形成していくとは思えません。米通商代表は携帯電話やパソコンなど一部製品への適用を12月15日まで延期すると発表しましたが、それ以外はいまのところ予定通り9月1日から10%の関税が適用されるため、楽観は禁物です。冷静にリスク許容度を考えた場合でも香港、アルゼンチン、イタリアでの政局、世界的な通貨安戦争、ブレグジットなどあしもと材料を鑑みると不確定要素が多く積極的に買い進むのは困難に思えます。 また…
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    2019年8月7日
    続トランプ劇場!当面はドル円売りの好機か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 続トランプ劇場 トランプ大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明してからマーケットのボラティリティが上昇しています。昨日も米国が中国を為替操作国に指定するとのヘッドラインが流れると、ドル円は105円ミドルまで下落となりました。しかし、その後中国の人民元基準値発表で予想より元高に設定すると、猛烈なショートカバーに見舞われ一時107円台まで反発するなど乱高下が続いています。マーケットは米中貿易摩擦に関連したトランプ大統領のツイートや、毎日午前10:15に発表される中国の基準値を注視しながらのトレードになりそうです。 当面はドル円売りの好機 ドル円は弱気スタンスを維持しています。 トランプ大統領の対中制裁関税第4弾はディール(交渉)のために放った発言(本気ではない)の可能性もあり、強烈な上昇も警戒しなくてはなりませんが、いつ来るかわからないトランプ砲を警戒しても仕方がないのでモメンタムが変わるまでは下値攻めをしたいと思います。 また、9月のFOMCでは連続利下げが濃厚である一方、日銀には打つ手がない現状でドル円が上昇ト…
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    2019年8月1日
    米利下げサイクルに疑心暗鬼でドル安エンジンは停止!明日の米雇用統計は如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米利下げサイクルに黄色信号 昨夜のFOMCでFRBは政策金利を2.25%から2.00%へ0.25%の引き下げを行いました。0.25%の利下げに関してはマーケットのメインシナリオ通りでしたが、その後に行われたパウエルFRB議長会見ではタカ派的な発言となり、特に「今回の利下げは利下げサイクルの始まりではない」と述べたことは来月9月の連続利下げを織り込んでいたマーケットにとっては冷や水を浴びせられた格好となりました。CMEのFedWatch(正午過ぎ)を見ても9月の利下げ確率は56.5%とどちらに転ぶかわからない状況になってきました。 出典:CME 米雇用統計がカギ あしもと良好な米株価や米経済指標を見ればFOMC前から続いていた過度な利下げ期待が巻き戻されただけにすぎません。マーケットが正常に戻ったことでここからは物価、景況感、雇用などのデータを頼りに方向感を模索していく展開となります。そうしたなか、本日8月1日は米ISM製造業景況指数、明日8月2日は米雇用統計を控えており、その重要度はいつもより高いでしょう。米雇…
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    2019年7月24日
    ボリス・ジョンソン新首相誕生!合意なき離脱に向かっていくのか!?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 FOMC前にドル円の上昇も限定的か 7月31日のFOMCに向けて先週は70%以上あった0.5%の大幅利下げの確率ですが、FRB高官の発言による修正が入り、現在は0.25%の利下げがほぼ確定する形となっており、ドル円は反発しています。しかし、本日から日米通商協議が事務レベルで始まるほか、利下げサイクルに突入しそうなFOMCを前に上値のテストにも限界があるとみています。 上値の目途は7月16日の高値108.37円や、上抜けても7月12日の高値108.60円付近を想定している一方で下値は先週の木曜日に0.5%の利下げを過度に織り込んだ時につけた107.21円付近です。上下限ともにFOMCまでは押し目や、戻り目として意識しています。 ボリス・ジョンソン新首相誕生!合意なき離脱に向かっていくのか!? 本日は英国でボリス・ジョンソン氏が新首相に就任します。マーケットはボリス・ジョンソン新首相誕生を織り込んでいたため、今のところ大きな混乱は起きてはいませんが、明日の英議会では質疑応答が予定されており、ブレグジット関連の発言に…
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    2019年7月17日
    ドル円はダウンサイドをテストか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 FRBの利下げスタンスは変わらず 昨日発表された米小売売上高が良好だったことからドル円は108円台を回復しています。しかし、今月に入り米雇用統計、米消費者物価指数、米小売売上高とアメリカの重要経済指標はことごとく良い結果を残していますが、FRBの利下げ路線は何も変わっていません。本日正午時点でCMEのフェドウォッチを見ても7月FOMCは100%の利下げを織り込み、9月も70%以上の利下げを織り込んでおり、好調な米経済もFRBにとってはどこ吹く風です。FRBの言う「予防的利下げ」に個人的な違和感がありますが、すでに利下げが既定路線となっていることから7月末のFOMCまではこの材料を追いかけていくしかなさそうです。 ドル円はダウンサイドをテストか バブル覚悟でもFRBが予防的利下げを行うのであれば、やはりドル円はFOMCまでダウンサイドを何度かテストすることになりそうです。また、各国が通貨安戦争に踏み切る中、金融緩和のカードが日本にないことも引き続き円高リスクです。7月16日の高値108.30円付近や、上抜けても7…
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    2019年7月10日
    パウエルFRB議長の議会証言は如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 パウエルFRB議長の議会証言待ち 今夜は半期に一度行われるパウエルFRB議長の議会証言です。注目はパウエルFRB議長の利下げスタンスを確認することになりますが、先のG20で米中貿易懸念が後退したほか、先週の米雇用統計も文句なしの数字となり、FRBは本当に利下げをする必要があるのかという声が聞こえてきます。 現在の利下げ確率をCMEのフェドウォッチで確認すると7月のFOMCでは利下げを100%織り込み、その次の9月FOMCでも利下げ確率は約60%を織り込んでおり、引き続きマーケットの利下げ期待が高いことが見受けられます。 このような期待値からパウエルFRB議長が、マーケットを刺激するようなサプライズを起こすとは考えにくく、7月FOMCで利下げをしないといった展開にはならないでしょう。しかし、この先の連続利下げについてはさすがに少し修正してくるかもしれませんので過度の期待は禁物です。また、議会証言は今夜23:00の予定ですが、数時間前に議会証言の原稿が発表されるため、証言前に大きな値動きになる可能性は高いのでヘッド…
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    2019年7月3日
    リスクオンの後はリスクオフ[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 消去法的にも円が選好されやすい地合いか 「緊急事態のため、ペンス米副大統領が予定をキャンセルして急遽ホワイトハウスに戻る」という報道からアメリカを狙ったテロの可能性が指摘され、マーケットはリスクオフの展開です。さらには、トランプ大統領がFRB理事にウォーラー氏とシェルトン氏を指名する意向を示し、両名ともハト派であるとのニュースも重なり、ドル円は一時107.50円付近まで下落しています。 米中首脳会談を好感して週初から進んだリスクオンがあっけなく帳消しになった形です。 また、ECB総裁人事はドラギ総裁の後任にIMFのラガルト専務理事が指名されました。タカ派で知られていた最有力候補のバイトマン氏が選ばれなかったことでユーロにもダウンサイドの圧力がかかってきました。こうなると消去法的にも円が選好されやすい地合いとなります。 リスクオンの後はリスクオフ 欧米豪をはじめ各国が利下げに舵を切るなか、日銀は次の一手が見えていない現状ではどうしても円が買われやすくなります。また、トランプ相場の特徴としてリスクオンの後はリスクオ…
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    2019年6月26日
    米中合意に疑心暗鬼!どうなるG20[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 加熱したマーケットに冷や水 昨晩はパウエルFRB総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁両名の発言がドル円の下落に歯止めをかけたほか、利下げに備えるマーケットにメッセージを発信しました。まず、ブラード連銀総裁は「7月に50bp(0.5%)の利下げを実施する状況にない」と発言し、FRBからすると過度な利下げに備えているマーケットに冷や水をかけました。ブラード連銀総裁がFOMCの投票権を有する委員であることに加え、先日のFOMCで利下げを主張するハト派の急先鋒であったため、マーケットはドル買いで大きな反応を示しました。続いて発言したパウエルFRB議長も「不確実性が緩和を必要とするか注意深く見ているが、短期的な指標に過剰反応しない」と述べ、過度な利下げ見通しをけん制しました。両者の発言を受けて米主要3指数はそろって下落しており、利下げを背景にしたドル売りは一旦停止しています。また、本日は受け渡しベースでいうと四半期末で月末となるため、ドル需要や、リバランスなどのフローから一時的なドル高には警戒が必要です。 米中合意に疑心…
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    2019年6月19日
    FOMC3つのシナリオ[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 FOMC待ちのマーケット 今夜のFOMCを控えてドル円は神経質な展開が続いています。昨日トランプ大統領がツイッターで習近平国家主席と電話協議し、来週のG20において会談すると表明するとドル円は一時108.67円まで上昇する場面もありましたが、すぐに上値は抑えられています。やはりまずは今夜のFOMCを確認しないことには動けないといったところでしょう。 FOMC3つのシナリオ 今回のFOMCですが、大きく分けて3つのシナリオが考えられます。 まず、多くの参加者が予想しているのが、米中貿易戦争などの不透明要素を背景に今回利下げを協議して来月7月31日のFOMCで利下げを実施するというシナリオです。ややドルが売られそうなシナリオではありますがこれが一番マーケットにやさしい選択肢になります。また、ドル上昇のシナリオとしてはこれまで通り、利下げに関しては「忍耐強い様子見」のスタンスを変えずに、マーケットが急速に織り込んだ利下げ期待に冷や水をかける展開です。一方ドル下落シナリオは、今回のFOMCで利下げに踏み切ることです。ど…
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    2019年6月12日
    カウンター覚悟の下値攻め[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 膠着状態を抜け出せるか ドル円は108.50を中心に方向感が出せていません。長期化必至の米中貿易戦争や、FRBによる米利下げ観測はドル円にとってネガティブ要因ですが、米利下げ観測からの株価上昇がポジティブ要因となり強弱材料の綱引きから膠着が続いています。また、トランプ相場も健在でツイート1つで相場の流れが変わるため、怖くてポジションを大きく傾けられないことも膠着要因としてはあるでしょう。イベントでは今夜21:30に予定されている米消費者物価指数は注視しています。FRBが米利下げスタンスを鮮明にするなか、インフレの最重要指標の結果次第で利下げが加速するか、後退するかに注目です。 カウンター覚悟で下値攻め 不透明要因が多くドル円はどちらかに偏ったポジションは危険ですが、トランプ大統領の場当たり的なツイートを見ているとやはりリスクオフに警戒しなくてはなりません。足元のツイートでも「今月末のG20で米中首脳会談が実現しなければ全輸入品に関税を課す第4弾を直ちに実施する」と語っています。しかし、米中首脳会談は現段階で何も…
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