トレイダーズ証券

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    2019年10月23日
    ヘッドラインに振り回されるが最終的には…[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ヘッドラインに振り回されるが最終的には… ポンド主導のマーケットが続いています。昨日もEU離脱協定法案を第2読会で可決したことでポンドは一時対ドルで1.30、対円で141円迄上昇する局面もありましたが、その後EU離脱協定法案の審議日程が否決されると一転対ドルで1.28台、対円も139円台に急落するなど荒い値動きが続いています。 ここからのポンドですが、EU離脱協定法案の審議日程が否決されたことで、10月31日の期限前にEU離脱をすることがほぼ不可能となり、ネガティブな状況ではあります。ただし、英政府は「短期の離脱延期を排除しない」としており、数週間の延期で議会審議を通過できる可能性はまだ残っています。また、現段階で「合意なき離脱」の可能性はかなり低下しており、時期こそ不透明ではありますが、着実に合意に向かっていることは間違いありません。ヘッドラインに振らされる展開なので、瞬間的にポンドが売り込まれることはありますが、これまでと違って沈み続けることはなさそうです。下落局面では押し目買いが有効と考えます。 ペンス米…
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    2019年10月16日
    引き続きヘッドラインに振らされる展開[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ブラックアウト前の要人発言は如何に マーケットは米中通商協議の部分合意を好感してリスクオンとなっており、昨日はドル円も108.90円付近まで上値を拡大しています。しかし、米中通商協議も米国側では中国が米国産農産品を500億ドル相当購入するとの報道をしていますが、中国側では米国に対する報復関税を維持する限り、年間500億ドル相当の米国産農産物の購入は難しいとの報道もあり、引き続きヘッドラインに振らされる展開となりそうです。 そうしたなか、10月30日のFOMCを控えて本日は米小売売上高の発表が予定されています。月末のFOMCまでに発表される米重要指標は少なく、米小売売上高の結果は利下げの有無を決める材料として注目度は高いと言えるでしょう。また、本日は複数のFOMCメンバー発言も予定されており、ブラックアウト期間(政策決定に関与する者の発言を禁じる期間)を来週に控えて利下げをめぐるヒントを探ることになります。CMEのFedwatchが示す次回FOMCでの政策金利に対する市場の期待度は0.25%引き下げが約77%、据…
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    2019年10月9日
    交渉決裂か!?米中通商協議の行方は如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 交渉決裂か!?米中通商協議の行方は如何に 現在のマーケットは米中通商協議の行方と、月末に行われるFOMCでの利下げがテーマになっています。まず、前者に関して当初こそ合意期待もありましたが、昨日トランプ政権が「ウイグル人弾圧に関与した中国当局者へのビザ発行を停止する」と発表したことで明日から行われる通商協議を前に米中の雰囲気は悪化しています。 トランプ大統領もツイッターで早期の合意の可能性は低いと述べたほか、中国サイドも今回は合意に向けた進展は困難とのことで、11日中に代表団が帰国するとの報道があり、合意へのハードルはかなり高くなってしまったと言えるでしょう。 米中通商協議関連のヘッドラインに振り回される覚悟が必要になりますが、マーケットがリスクオフに傾いているだけにドル円は基本的にダウンサイドを意識したトレードになります。下値のターゲットは今月に入り2回反発している106.50円付近です。 利下げ確率は80%超!連続利下げがメインシナリオか 一方、今月末に行われるFOMCの焦点は連続利下げがあるのかないのかです…
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    2019年10月2日
    米景気に疑心暗鬼!リスクオフ再燃[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米ISM製造業景気指数は2009年以来の低水準へ 昨日発表された米ISM製造業景気指数は47.8と前月の49.1からさらに悪化し2009年以来の低水準となり、市場予想の50.1からも大幅に悪化したことでドル円は108.40円付近から107.70円付近まで急落しています。一瞬目を疑うほど悪化したISMによって、今月末のFOMCでは現状維持(利下げなし)を予想していましたが、これでわからなくなってきました。また、トランプ大統領がISMの結果を追随するようにFRBに対してツイッターで連続利下げを要求していることも利下げ期待を後押ししています。これで催促相場が始まり、マーケットが今月の利下げ確率をある程度まで織り込んでしまうと、FRBとして本意ではないにしても利下げせざるを得ないといった展開もありそうです。 積極的に売り進むにはややリスクが高いか 利下げ期待が高まったことでドル円は下値警戒姿勢を幾分強めておく必要はありそうですが、週末に米雇用統計を控えていることもあり、現段階では積極的に売り進むにはややリスクがあります…
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    2019年9月25日
    トランプ大統領弾劾? マーケットはリスクオフへ[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 トランプ大統領弾劾? マーケットはリスクオフへ 昨日トランプ大統領が国連総会の演説でイラクや中国を批判したことで中東地政学リスクが拡大し、米中通商協議の進展期待は剥落しました。また、トランプ大統領はウクライナ大統領にバイデン元副大統領の息子の疑惑調査をするように圧力をかけ、さらには軍事協力をするとの見返りを与えた疑惑でバイデン前副大統領は「トランプ大統領が文書請求に応じなければ弾劾を支持する」との考えを表明しました。さらにペロシ米下院議長も大統領弾劾調査を開始するとの報道が入るとドル売り、円買いが加速してドル円は一時107円を割れるなど今月9日以来の安値を更新しています。 ドル円は戻り狙い 今回のウクライナ疑惑でトランプ大統領の弾劾調査がどのように進展していくかは不透明ですが、記憶に新しいロシア疑惑の捜査ではトランプとロシアの共謀は認定されなかった前例があり、過度に反応するのは危険かもしれません。しかし、ドルを積極的に買っていける材料でもありませんので、米議会で大統領の弾劾が意識されれば局地的にドルは売られる可…
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    2019年9月18日
    本日のFOMC、明日の日銀に備えよう[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 FOMCは年内の利下げペースが焦点か FOMC待ちのマーケットです。この数日、銀行間の資金需給が不足したため、短期金利が急騰しており、CMEのFedWatchで本日FOMCのターゲットレートを確認すると利下げ確率が約50%(据え置き50%)と五分五分まで確率が低下しています。しかし、短期金利の急騰はあくまで短期的な動きであるためFRBがコンセンサスにしている0.25%の利下げに変わりはないと考えています。むしろ今回の焦点はドットチャートやパウエルFRB議長の記者会見から年内の利下げペースを探ることです。年内の利下げペースでは利下げ継続とすればドルは下落する一方、利下げ終了を匂わせる内容であればドル高の展開が予想されます。 さて、FRBの利下げペースですが、NYダウが史上最高値圏にあり、あしもとのFOMCメンバーの発言を聞いていても年内の利下げ継続を正当化するには疑問が残ります。トランプ大統領は大幅利下げや、ドル高に対して圧力をかけてくるとは思いますが、FRBの独立性を示してもらいたいところです。 日銀はマイナス…
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    2019年9月11日
    上値攻略もそう簡単ではない[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米10年債利回り1.7%台まで急上昇 マーケットのモメンタムは大きく変わり、リスクオンです。主な要因としては来週の日銀金融政策決定会合で「金融緩和が検討される見通し」との報道を受けて円安に振れています。その他の要因でも米中通商協議の合意期待、中国人民銀行の元安誘導停止、英国の合意なきEU離脱が後退、トランプ政権の強硬派ボルトン大統領補佐官解任などをマーケットは好感しています。こうしたリスクオンムードのなか、米10年債利回りはあしもと1.4%台から1.7%台まで急上昇しており、リセッション入りの懸念となっていた米長短期債の逆イールドも解消されました。 丁寧に押し目を拾っていく戦略 チャートを見るとドル円の立ち位置は大きく改善していることがわかります。107.50円付近に差し掛かる75日移動平均線を上抜け、日足の一目均衡表の雲も右肩下がりの形状となっているため、値を保っていれば自然と上抜けてテクニカル的にいい形になってきます。また、日銀が金融緩和を匂わせているため、来週の日銀金融政策決定会合まではこの材料を追いかけ…
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    2019年9月4日
    ブラックアウト前FOMCメンバーの真意は[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ブラックアウト前FOMCメンバーの真意は 昨日発表された8月米ISM製造業景気指数が2016年8月以来の50割れ、好況・不況の判断の分かれ目となる基準値の50を下回りました。加えて、中国が米国の関税に対しWTO(世界貿易機関)へ提訴したことによる米中貿易戦争の激化など、引き続きリスクオフのマーケットです。とはいえドル円は動きが鈍く、105.50円~106.50円でレンジを形成しており、あしもとはこのレンジ内でうまく立ち回っていくしかなさそうです。 そうしたなか、本日よりFOMCメンバーの発言が多く予定されており、今月18日のFOMCを控えてブラックアウト(FOMC前に関係者の金融政策に関する発言を禁じるルール)前では今週が最後となるだけにしっかりと耳を傾けておきたいところです。 9月4日 22:25 ウィリアムズ・NY連銀総裁 9月5日 1:30 ボウマンFRB理事 9月5日 1:30 ブラード・セントルイス連銀総裁 9月5日 2:00 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(投票権なし) 9月5日 4:15 エバン…
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    2019年8月28日
    トランプ劇場は続く[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 トランプ劇場は続く 米中通商摩擦を背景にしたトランプ劇場からドル円は乱高下が続いておりますが、米中貿易戦争が近く合意するとは到底思えないほか、日米金融政策の方向性を考えればドル円はダウンサイドを意識せざるを得ない状況です。しかし、あしもとでコロコロと意見の変わるトランプ大統領のツイートを見ていると大きくポジションを傾けられないのも確かです。「9月の対中関税発動見送り」や「合意」を匂わせるツイートがあれば局地的に強烈な反発をもらうことになります。安全にいくのであれば短期トレードに終始するか、106円台まで引き付けてから売っていくほうが無難かもしれません。レジスタンスは8月26日の高値106.37円や21日移動平均線が差し掛かる106.30円付近を考えています。 合意なき離脱回避へ英野党結束 昨日、英野党連合が「合意なき離脱を阻止するために協調行動を取る」との声明を発表すると期待感からポンド買いが先行しました。対ドルでは約1か月ぶりとなる1.2310ドルを付けたほか、対円も一時130.38円まで上昇しています。しか…
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    2019年8月21日
    上がるも下がるもジャクソンホール次第[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 とにもかくにもジャクソンホール イタリア首相の辞任表明を受けた伊政局、合意なき離脱に向かうブレクジット、出口の見えない米中対立、長期化する香港デモなどリスク要因が散見しており、円が買われやすい地合いです。リスクオフの展開からドル円クロス円はショートのイメージですが、明日22日から24日に開催されるジャクソンホール会議を控えて値動きは限定的です。今夜も27:00に7月に実施されたFOMCの議事録が公表されますが、こちらも直近1か月でコンディションがかなり変化しているので7月の議事録では鮮度が低く、反応は限定的かもしれません。マーケットはとにもかくにもジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言を聞いてからといった雰囲気です。 上がるも下がるもジャクソンホール次第 さて、ジャクソンホール会議でのポイントですが、パウエル議長発言から今後の利下げに対するスタンスを確認することになります。来月9月のFOMCではコンセンサスとなっている0.25%の利下げにとどまるのか、もしくはトランプ大統領の圧力に屈して大幅利下げに踏み込む…
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