テクニカル分析の極意|第1回 買い手と売り手の心理をつかめ![FXプランナー]

2016年11月号まで「ローソク足の極意」を連載いただいたGT5さんからバトンタッチし、今号からはFXプランナーさんによる「テクニカル分析の極意」が始まります。この連載では副題にある通り、買い手と売り手の心理をつかむための考え方を教えてもらいます。

※この記事は、FX攻略.com2017年2月号の記事を転載・再編集したものです

【テクニカル分析の極意[FXプランナー]】
第1回 買い手と売り手の心理をつかめ!
第2回 大きな流れで目線をつかめ!
第3回 独自のエントリー基準を定めよ
第4回 分からないと判断できる力を持つ
第5回 目標到達した後にするべきこと

買い手と売り手、両者の心理をつかむには?

相場では、買い手と売り手の二つの勢力が激しくぶつかり合いながら、チャートを形成しています。そしてその動きの軌跡を表すローソク足には、全ての情報が詰まっているといえます。

「相場は現在どこに向かっているのか?」「なぜ両者の力が均衡しているのか?」「なぜそこから動き出したのか?」「両者にとって重要なレートはどこか?」など、トレードするために必要な情報は全てローソク足だけで説明することができます。

ローソク足の持つ全ての情報を引き出していくことこそが、相場において利益を積み重ねていくキーポイントとなります。

トレード完結までの流れ

FXで一つのトレードをただ完了させるだけであれば、ロングかショートをエントリーして決済をすればそれで終わります。しかし、FXの目的は資産を増やすことです。

資産を増やすためには、安定して利益を積み重ねていかなければいけません。当然、適当なエントリーではその目的を達成する可能性は非常に低くなります。利益を積み重ねるトレードを繰り返すためには、しっかりと一つのトレードに対する準備が必要になります。

① 相場の大きな流れがどちらに向かっているのか
② 現状はその流れの中でどの位置にいるのか
③ 直近の短期的な動きはどちらに向いているのか
④ 現在のチャート形成は優位性がでているのか
⑤ エントリーポイントはどこなのか
⑥ どこでロスカットをするのか・どこを目標とするのか

以上の流れで準備をします。この流れを見ていただければ分かるように、準備段階でトレードが完結するまでの全てを決定しています。

後は実際にエントリーという行為をするだけなので、この準備がトレードにおける全てといっても過言ではありません。そしてこの準備に必要な全ての情報がローソク足の軌跡でもある買い手と売り手の心理から読み取れるのです。

バトルの痕跡を見つけよう!

買い手と売り手の心理を読み取るためには、ローソク足の動きを丁寧に分析する必要があります。そのためにはしっかりとチャートを読み解かなければいけません。図①を見てください。このチャートを見て何が読み取れるでしょうか。

まずAのブロックでは横の動きが続いていて、買い手と売り手の力が均衡しています。つまり両者がバトルを繰り広げている最中であるといえます。

そして、次に注目したいポイントがXの動きになります。このXの下降で直近安値Bを下に抜いてきました。このときの売り手の心理は「安値を下抜き、このバトルに決着を付けて、下降トレンドに持っていきたい」ということです。

しかし、直後に上昇Yが起こって、先ほどの下降Xを全て巻き返しています。決着を付けるために売り手が先に仕掛けたのですが、買い手がその仕掛けを見事にひっくり返しています。この時点で売り手はこのバトルを諦めて、これが真の決着となり上昇に転じています。

この動きは方向性が出る典型的な形の一つですが、バトル開始→売り手が仕掛ける(直近安値を下抜く)→買い手が一気に巻き返す、という順番で両者の心理を見ていけば、このように上昇や下降の流れを生み出すに値する動きを見つけることができます。

まずは大きな流れをつかもう!

先述したように、トレード準備で初めにすることは、大きな流れがどちらに向いているのかを見ることです。これは現在、ロングかショートのどちらを狙っていけば良いのかという目線を決定することと同じです。目線を決める理由として、小さな流れは大きな流れに飲み込まれる可能性が高くなるからです。

例えば今の短期的な動きが下降の流れであっても、大きな流れが上昇中であればその短期的な下降はどこかで反転上昇する可能性が高くなるということです。大きな流れが見えていなければ、下降を狙ったショートに固執してしまい、上昇に飲み込まれたときに対応できず、大きな損失につながる可能性が出てきます。

長期足を読み解いて買い手と売り手の動向を分析し、図①のような動きが長期足に出て上昇しているのであれば、それは方向性=目線をロングに決めるためのサインとなりますし、さらに短期足にも出ているのであればロングエントリーしていくためのサインともなります。

まずは大きな流れをつかんで、どちらの方向を狙っていくと利益を生む可能性が高いのかを見極めることが、トレードで成功するための第一歩といえます。

※この記事は、FX攻略.com2017年2月号の記事を転載・再編集したものです

【テクニカル分析の極意[FXプランナー]】
第1回 買い手と売り手の心理をつかめ!
第2回 大きな流れで目線をつかめ!
第3回 独自のエントリー基準を定めよ
第4回 分からないと判断できる力を持つ
第5回 目標到達した後にするべきこと

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FXプランナー(えふえっくすぷらんなー)

圧倒的なテクニカル分析と独自の「エリア手法」で相場から利益を上げ続けている投資家。

公式サイト:FX初心者の為のFXプランナー

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