FX初心者に伝えたい私のFX成功談と失敗談[秋川匡人]

リピート系自動売買の運用記録を定期的に公開している兼業トレーダーの秋川さんに、ご自身の成功談、失敗談を教えてもらいました。FXを上達する一番の秘訣は、成功でも失敗でも、とにかくたくさんの経験を積むことだそうです。

※この記事は、FX攻略.com2017年11月号の記事を転載・再編集したものです

FX力向上には経験が何より重要 

ブログの読者さんから「FXで成功するためには、何が必要ですか?」という質問をよくいただきます。私はいつも「経験が何より大切です」と答えるようにしています。

もちろん、FXそのものの知識がなくては困ります。相場の基本的な構造やファンダメンタルズとテクニカルの分析は必須ですし、トレードソフトを一定レベル以上に使いこなせなければ厳しいです。

ですが、これらに加えて、「できるだけ多くのパターンの相場を体験しているか」が、私はとても大切だと思っています。もちろんたくさんのパターンの中には、損失を負うトレードもあれば、大きな利益を得るトレードもあります。よって今回の記事では、私の成功や失敗の体験を紹介させていただきます。

最初の挫折がとても良い経験に 

私がFXを始めたのは2013年ですが、明確な目標があったわけではありません。知人にFXのキャッシュバック狙いで口座を作るとおこづかいが稼げると教えてもらい、いくつかの証券会社の口座を作ったことが、FXとの初めての出会いでした。その後、せっかく口座があるんだからと、気軽にトレードを始めたわけです。これはもしかして、よくあるパターンなのかもしれませんね。

それまでに投資の経験は全くなかったので、書籍を何冊か読んでみたり、インターネット上の記事を読みあさったりしました。もちろんFX攻略.comも買いました。

最初に本格的に取り組んだのはスキャルピングでした。節目になる価格を基準にトレードをする手法を思いつき、1日に300回以上トレードをする日もありました。今にして思えば分かりやすいビギナーズラックだったのですが、お金がどんどん増えていったんですね。「これならすぐに会社をやめられそうだ」と本気で思いました。

でも、3週間くらい経つと全く勝てなくなりました。しかもその理由がぜんぜん分かりません。どうして良いか分からなくなり、結局はトレードを中断するのですが、今にして思えば当たり前ですよね。十分な検証をしたわけでもない、思いつきに近いトレード手法をしていたわけですから。いってしまえば最初の挫折をしたわけですが、良い経験になったと思います。

歴史的大変動にはできるだけ立ち会う

経験の蓄積という意味では、○○ショックのような大変動は、できるだけ多く立ち会った方が良いと思います。こういったいわゆるパニック相場は、行って来いの展開になりやすいです。急落相場なら、どこかで底をつけた時点でV字反転をし、今度は急上昇するケースがとても多いのです。

じわじわ動く場合はポジション保有者が増えていきトレンドはそう簡単には終わりませんが、急激に動く場合は多数の損切りを巻き込んでいるため、損切りが損切りを呼びトレンドが加速します。そして行き着くところまで行ってしまい、相場にほとんど参加者がいなくなった時点で、急反転するわけです。このような相場では、長いヒゲが伸びることになります。

私が今行っているリピート系自動売買は、こういった急激な展開が大好物で、買い戦略なら大暴落からの大暴騰で一気に利益が積み上がります。ですが、こういう特徴があることを頭でも身体でも理解できたのは、実際にそういう動きを体験したからです。

例えば昨年のブレグジットの値動きは、ループイフダンやトラリピといったリピート系自動売買のクロス円通貨ペアを買いで持っていた人にとっては、とても美味しい展開だったのではなかったでしょうか。

ただし、これもちゃんと口座を維持できている場合です。ドカンと大きく下げた、あるいは上げたところで損切りになってしまったら、そこから反転して利食いできる場面をみすみす逃すことになります。

今回のテーマである、さまざまな経験を積んでいくためには、相場で生き残っていることが大前提となります。一気に利益を狙ってリスクを取りすぎることで、結果として口座が吹き飛んでしまうなら、それは経験による成長の機会を失うことにつながります。

リピート系運用も経験あってこそ

私は現在マネーパートナーズのFXnano口座で、連続予約注文という仕組みを使ってリピート系自動売買を運用しています。通貨ペアは、FX攻略さんでは何回か書かせてもらっていますが、豪ドル円の買い一本。注文同士の間隔は80pipsです。

ですが、この考え方に至るまでには、それなりに紆余曲折ありました。ドル円やユーロドル、NZドル円、トルコリラ円のトレードをしたことがありますし、iサイクル注文やトラリピといったメジャーなリピート系自動売買もいろいろ使ってみました。

現在のような豪ドル円の運用に落ち着く前には、ユーロドルで買いと売りの両建てをし、さらにポジション設置間隔を非常に狭くするという運用をしていました。すぐに利食いになるため、スマホを開くたびに約定通知がたくさん届いていて気分は良かったです。

しかしあるとき手数料を払い過ぎていることに気付き、そこから注文を設置する値幅について考えるようになりました。そこから試行錯誤して今の設定に落ち着いたわけですが、これもやはりFXを続けてきたから、多くの経験を積めたことの結果だと思います。

天才的なFXトレーダーならともかく、私のような普通のサラリーマンには、やってみないと、経験してみないとなかなか分からないことが多いです。トレード技術を上げるためには、成功も、失敗も、より多くの経験を積むのが一番。そして失敗したときに傷口が浅く済むよう、安全な範囲での資産運用は必須です。

※この記事は、FX攻略.com2017年11月号の記事を転載・再編集したものです

秋川匡人の写真

秋川匡人(あきがわくにひと)

東京都在住の兼業トレーダーで、住宅ローンを抱える二児の父。某製造業で働きつつ、FXトレードに精を出す。2013年から本格的にFXを開始。テクニカル分析主体の考え方で、スキャルピングやデイトレ、自動発注系ツールの活用、高金利通貨のスワップ運用など幅広い発想でFX投資を行ってきた。現在は、ループ・イフダンを主体に運用を行っている。

公式サイト:TRADE12

twitter:https://twitter.com/akigawa_fx

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