トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
本日は日経平均株価の急落につれてリスクオフの売りが強まりドル円も113.03円付近まで下値を拡大しましたが、断続的に並んでいる本邦実需勢の買いに支えられレンジブレイクはできませんでした。本邦実需勢のドル買いと短期筋のドル売りの勝負が続いている動きですが、さらに今夜は米消費者物価指数と米小売売上高といった重要指標も控えているだけに神経質な展開が予想されます。
113円ブレイクで下落トレンドを作れるか
ドル円は材料難のなか、今週のメインイベントである米消費者物価指数と米小売売上高が本日発表されます。一向に上がってこない米インフレ指標なだけに注目度は高いです。両指標ですが、米消費者物価指数については、9月がハリケーンによるガソリン価格の高騰から好結果となったほか、米小売売上高についても9月はハリケーン復興需要があったため、今月はその反動から鈍化する可能性があります。また、日経平均株価とドル円の相関性についても日経平均株価の上昇にはあまり反応しない一方、下落にはリスクオフでは連動する動きを見せています。米税制改革案の不透明感や、溜まってきたロングポジションを鑑みるとインパクトはダウンサイドにありそうです。
しかし、113円前半は本邦実需の買いも控えており、ここをしっかり売りこなせるかがポイントになります。ここでしっかり押さえられてしまうとしばらくはレンジが続いていきますので、113円-115円から出られないのであればRSIやピポットポイントをシグナルに取引していけば対応は難しくはないと思います。ここからはレンジ継続かトレンド発生かの見極めがポイントになりそうです。
ボラティリティ上昇の欧州通貨に妙味ありか
ドル円に動意がない場合は、ファンダメンタルが堅調なユーロや、政局に揺れるポンドにトレードを切り替えても面白そうです。まず、ユーロですが昨日発表されたドイツ7-9月期GDPは前期比予想0.6%のところ0.8%、前年比予想2.3%のところ2.8%と予想以上で文句のない数字です。ユーロドルは1.18まで上値を拡大し、10月26日の欧州中銀(ECB)理事会前の水準をほぼ回復した形です。テクニカル面でも日足一目均衡表雲を超えてくれば中期的に1.2ドルの大台も視野に入ってきそうです。
一方、ユーロと対照的なのがポンドです。メイ首相に対する不信任案など政局が続いているほか、Brexitでの離脱交渉も難航しており、Brexit後の方針も見えてこない状況ではポンドを積極的に買える雰囲気はありません。
また、昨日英政府統計局が発表した10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比0.1%と市場予想を下回りました。本日発表される7-9月の英雇用者数も5万2000人増と前回から伸びが鈍化する見通しです。市場予想から下振れた場合はさらなる下押しが期待できます。
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