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FX力を鍛える有名人コラム

FXの勝ちサイクル継続のために意識すること[鳥居万友美]

安易に見送ることがトレードを厳選することにつながる

「米ドル/円」は、相変わらず持ち合い相場が続いていますね。だんだんボラティリティが小さくなっているので、明日の雇用統計でどうなるのか……注目ですね。最近の「米ドル/円」トレードをチャートに書き出してみました。トレードした場面は、エントリーも決済もレンジのセオリーどおりできていますが、エントリーチャンスを見落としてトレードできなかった場面もありました。

他の通貨ペアをトレードしていたので、チャートのチェックが遅れてしまい、結局、見送ってしまったからです(チャートは記事の下にあります)。昔は、そんなとき、「儲けそこなった〜!」と悔しがりましたが、だんだんとそういう感情がなくなってきました。勝ちのサイクルを維持するためには、「トレードを厳選すること」がすごく大事だと思います。

そう思うようになったきっかけは、自分のトレード記録をみなおしているときに、「このトレードをしていなかったら利益がもっと残ったのに……」とか、「このトレードをしていなければ目標達成できたのに……」というトレードが結構あることに気づいたからです。

勝ちトレードを増やすよりも、負けトレードになりそうなものには手を出さない、見送る。そのほうが簡単じゃん!て気づいたんですね。それから、余計なトレードを排除していくこと、つまり、トレードを厳選していくことを強く意識するようになりました。

それと、お金を追わないことも大事です。「何が何でも稼がなくちゃ!」とお金を追う感情むき出しのトレードでは勝てないんですよね。正しい投資行動をしていれば、お金はあとからついてくるという感覚でやるほうがうまくいくような気がします。

安易にエントリーするより、安易に見送ること。これも結局は、トレードを厳選することにつながるんですが、勝ちを急がないことです。事前の準備もなく、安易にエントリーするくらいなら、安易に見送ることを選択する。これは、大きく儲けるチャンスを逃してしまったときに試されます。

悔しくなって無駄打ちを連発してしまうか、それとも、気持ちをぱっと切り替えて、次のチャンスを待つことができるか。次のチャンスを待って勝つことができれば、勝ちサイクルを継続できます。

やみくもに攻めてもうまくいかないし、それどころか、振り回されておしまいってことになりかねません。トレードノートを書いていると、いろんなことが見えてくるものです。

ドル円チャート

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